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	<title>島田範正のIT徒然 &#187; ジャーナリズム</title>
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	<description>デジタル社会の落ち穂拾い</description>
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		<title>100年前に南極大陸で新聞が発行されていた!</title>
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		<pubDate>Tue, 24 Jan 2012 07:45:45 +0000</pubDate>
		<dc:creator>shimatta</dc:creator>
				<category><![CDATA[その他]]></category>
		<category><![CDATA[ジャーナリズム]]></category>
		<category><![CDATA[新聞]]></category>

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		<description><![CDATA[今朝の新聞で、南極観測船「しらせ」が、例年にない厚い氷と積雪に阻まれて、昭和基地周辺に接岸を断念したという記事に目が止まりました。思ったほどの視聴率は取れなかったようですが、キムタク主演で今年、放映のテレビドラマ「南極大 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>今朝の新聞で、南極観測船「しらせ」が、例年にない厚い氷と積雪に阻まれて、昭和基地周辺に接岸を断念したという記事に目が止まりました。思ったほどの視聴率は取れなかったようですが、キムタク主演で今年、放映のテレビドラマ「南極大陸」で描かれた苦難の日々を、思わず思い起こしたからです。</p>
<p>テレビで描かれたように、1958年初頭、初代南極観測船「宗谷」が、同じように厚い氷に阻まれて接岸出来ず、米砕氷艦の助けで脱出する事態になったことで、第1次越冬隊員を収容するにとどまり、例のタロー、ジローなどのカラフト犬が基地に残されてしまったのでした。今を去る54年前のことです。</p>
<p>もちろん、物資を基地に運べなかったことで第2次越冬隊の昭和基地入りは見送りになったのですが、今回はどうなるかが気がかりでした。そこで、<a href="http://www.nipr.ac.jp/jare/index.html" target="_blank">「南極観測のホームページ」</a>で、<a href="http://www.nipr.ac.jp/jare/now/index.html" target="_blank">「昭和基地NOW」</a>のページを見ると、すでに新たな越冬隊（53次隊）は、1月前にヘリコプターで昭和基地入りしているんですね。今後は、大型ヘリと雪上車で燃料や食料、観測機材を急ピッチで搬入する作業に入るとか。例年にない悪条件でも、第2次隊のようなことにはならない。そこに54年の時間を感じます。<span id="more-3088"></span></p>
<p>実は、<strong>今年は、南極探検で名高い英国のスコット大佐と4人の探検隊員が、南極点からの帰路に死亡してからちょうど100年</strong>なのです。彼らは1912年1月17日に南極点に到達しました。残念ながら、それを競っていたノルウェーのアムンセンはその1月前ほどに到達していて、1番乗りではありませんでしたが。</p>
<p>で、その帰路に、彼らはとんでもない悪天候に出会って無念の死をとげるのですが、なんで、ちょうど100年、という事実を知ったかというと、たまたま、昨日、英ガーディアン紙に載った「<a href="http://www.guardian.co.uk/uk/2012/jan/22/south-polar-times-captain-scott?utm_source=feedburner&amp;utm_medium=feed&amp;utm_campaign=Feed%3A+theguardian%2Fmedia%2Frss+%28Media%29#" target="_blank">The South Polar Times:Captain Scott&#8217;s Newspaper Revisited」という記事</a>が気になっていたからです。「<strong>あの南極探検家が新聞を出していた!?</strong>」</p>
<p>検索してみると<a href="http://www.nytimes.com/2012/01/17/science/scotts-south-pole-times-penguins-hockey-and-serious-stuff-too.html" target="_blank">ニューヨークタイムズ（NYT）も1週間前に触れています</a>ので、その情報も合わせてこの興味深い事実を要約してみます。</p>
<p>＊スコット大佐は、英国海軍が長期航海をする時の伝統に従い、船内新聞を出すことにし、2度に亘る南極探検の積荷にタイプライター、上質紙、画材を加えた。新聞発行は、乗組員の娯楽と士気高揚が目的だった。</p>
<p>＊その新聞は「South Polar Times」という。タイプライターで印字され、記事、写真、カラーのイラストやスケッチ満載で30〜50ページに及んだ。内容は南極基地での珍しい観測生活や天候記録、息を呑むような南極風景、隊員たちの似顔絵など多岐にわたる。</p>
<p>＊発行されたのは「1部」だけという世界最少部数の「新聞」だった。2度に亘る探検（1901〜04と1910〜1912）で作られたのは計12号。新聞は乗組員、隊員たちの間で回し読みされ、大声で読み上げられた。</p>
<p>＊その原本が大英博物館、王立地理学協会、ケンブリッジ大Scott Polar Research Instituteに所蔵されており、100年を記念して、<a href="http://www.foliosociety.com/book/SPT/the-south-polar-times" target="_blank">その複製が装丁本としてFolio Societyという出版社からコレクター向けに出た</a>。価格は495ポンド。原本は紙質が良かったので黄ばんでいない。（NYTの記事では、「South Polar Times」は「月1回発行された雑誌」と書いているので、もしかしたら、残っている12号の他にもあったのかもしれない）</p>
<p>＊最後の号は1912年6月に出た。みんなスコット大佐とそのチームの死は、まだ確認されていなくても、食料がとっくに尽きていたいたから分かっていたが、そのことには全く触れていない。彼らの不在は&lt;an elephant in the room&gt;：分かっていても口に出しては言えない事実：だったのだ。</p>
<p>＊しかし、その号に掲載された天候の記録は、発行前の数カ月の風と雪との状態がそれまで経験したことのないほど最悪だったことを示している。スコットらがいかに不運だったかを証明しているのだ。</p>
<p>100年を経て、今の南極はスコット大佐らが遭遇したような悪天候、悪条件にあるのかもしれません。しかし、<a href="http://photo.sankei.jp.msn.com/essay/data/nankyoku/27setsugangannen/" target="_blank">この産経の記事だけが、物資輸送について不安があることを伝えているものの</a>、隊員の命の心配のことはどの報道記事にも見受けられません。あらためて「100年」という時間の重みーー文明の進歩と言うか技術の進化といったーーを感じてしまいます。そして、<strong>新聞が「紙に記録を残しておく」重要さ</strong>に気付かされます。ロゼッタストーンが、今も紀元前の歴史を伝えてくれているように。</p>
<p>紙に残さなくたって、現代の磁気媒体の記録も、新しい技術によって100年、1000年と維持できるようになるかもしれません。そう思いたい。でも、それに加えて大事なのは、指数級数的に増えている情報洪水の中で、小さな出来事が埋もれて取り出せなくなってしまうのをどう防げるのか、ということかも。技術で解決できるような問題なのかどうか、よくわかりませんが。</p>
<p>いずれにしても、100年後には、「昔々、インターネットっていう便利そうで不便で不完全なシステムがもてはやされたんだよ」って語られるのだろうなあ。</p>
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		<title>新聞の未来はタブレットにある！という信念</title>
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		<pubDate>Fri, 13 Jan 2012 07:15:15 +0000</pubDate>
		<dc:creator>shimatta</dc:creator>
				<category><![CDATA[インターネット]]></category>
		<category><![CDATA[ジャーナリズム]]></category>
		<category><![CDATA[スマホ・タブレット]]></category>
		<category><![CDATA[新聞]]></category>

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		<description><![CDATA[米カリフォルニア在住の元日経記者、牧野洋さんの記事で、米国最大の書店チェーン、バーンズ・アンド・ノーブル（B&#38;N)が、自社製品のタブレット型電子リーダー（Nook)とニューヨークタイムズ(NYT)をバンドルしたキ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>米カリフォルニア在住の元日経記者、<a href="http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31544" target="_blank">牧野洋さんの記事</a>で、米国最大の書店チェーン、バーンズ・アンド・ノーブル（B&amp;N)が、自社製品のタブレット型電子リーダー（Nook)とニューヨークタイムズ(NYT)をバンドルしたキャンペーンを開始したことを知りました。</p>
<p>1月9日付けNYT最終面の全面広告で告知されたとのことで、その内容は、＜<strong>NYTを1年間購読する契約をすればモノクロのNookシンプルタッチ（定価100ドル）がタダになります</strong>＞というものです。（記事には広告の写真があります）<a href="http://www.barnesandnoble.com/" target="_blank">B&amp;Nのサイト</a>にも詳しく載っていました。</p>
<p>それによると、NYTと購読契約すればNookがおまけについてくるというのではなく、B&amp;Nのサイト上でNYT購読契約（月額20ドル）をすると、定価に見合う100ドルディスカウントが受けられるので、実質タダということになるということです。（定価199ドルのカラー版Nookを購入することも可能で、その場合も100ドルディスカウントで99ドルになる）<span id="more-3074"></span></p>
<p>このキャンペーンの意味は何でしょうか。B&amp;Nからすれば、Nookのカラー版は好調なものの、モノクロのシンプルタッチは昨年末のセールでは期待はずれだったようで、それを挽回できる機会なのかもしれません。そして高級紙NYTの読者に使ってもらえば、Nookから本の注文が来たり、Nookで展開するコンテンツも売れる可能性が高まります。</p>
<p>一方、NYTは、自身のプロモーション活動なしで、かなりな部数増が期待できます。いったん、電子リーダーを手にして貰えれば、将来の主役と目される電子リーダーやタブレットの便利さを周知させることにもなります。無論、一年契約で240ドルを手にするNYTは、そのうちの相当額をB&amp;Nに支払うのは間違いないでしょう。</p>
<p>しかし、昨年春にオンライン課金を始め、半年で22万4千人の有料読者を獲得したNYT。今回のキャンペーンで、仮にNookがタダということに釣られて加入した人がいたとしても、電子リーダーに慣れれば、一年後に、オンラインフルアクセスが無料の紙の読者として残るか、あるいはNookのオンライン読者として残ることに自信があってのことでしょう。</p>
<p>このブログの<a href="http://www.kddi-ri.jp/blog/srf/2012/01/10/%E3%80%8C%E6%96%B0%E8%81%9E%E3%80%8D%E3%81%AE%E5%AF%BF%E5%91%BD%E3%81%AF%E3%81%82%E3%81%A85%E5%B9%B410%E5%B9%B415%E5%B9%B4/#more-3067" target="_blank">前回エントリー</a>では、南カリフォルニア大バークマンセンターのレポート「<a href="http://annenberg.usc.edu/News%20and%20Events/News/111214CDF.aspx" target="_blank">IS AMERICA AT A DIGITAL TURNING POINT?</a>」が「5年以内に殆どの紙の新聞はなくなる」とし、生き残るのは最大手の4紙であると断言、その4紙にNYTも含まれていることを紹介しましたが、<strong>決して紙に安住する気はない</strong>わけですね。</p>
<p>なお、このキャンペーンは3月9日までの限定で、そのあとはB&amp;Nは、他の新聞や雑誌との連携を考えているようです。</p>
<p>ただし、この、タブレットを抱きあわせてオンライン読者を獲得する狙いで先行した<a href="http://www.kddi-ri.jp/blog/srf/2011/09/27/%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%92%E6%8A%B1%E3%81%8D%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B%E3%81%9F%E3%80%8C%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E3%82%92%E8%A6%8B%E6%8D%AE%E3%81%88%E3%81%9F%E6%96%B0%E8%81%9E/" target="_blank">Philadelphia Inquirerとタブロイド紙Philadelphia Daily Newsの共同サイトPhilly. Comの試み</a>は、昨年9月のスタート当時、注目を集め、このブログでもとりあげましたが、<strong>あまりうまく行っていません</strong>。</p>
<p>長期契約をすれば、定価が220ドル以上のフランス社製タブレットArnovaを5000台限定で格安提供というキャンペーンでした。購読料金4週10ドルの2年契約の場合、99ドル、4週13ドルの1年契約なら129ドルという設定で、<strong>会社側は「１週間で完売」を見込んでいた</strong>そうです。</p>
<p>ところが、<a href="http://articles.latimes.com/2011/oct/29/entertainment/la-et-onthemedia-20111029" target="_blank">10月末のロサンゼルス・タイムズ(LAT)の報道</a>によると「<strong>6週間たっても、半分程度しか売れなかった</strong>」という悲惨な結果になったそうです。そして、年末には3日間だけ、2年契約の場合50％オフの49ドルというセールまでしました。そして、今もあきらめず、<a href="http://www.philly.com/ad/campaign/129114453.html?c=r" target="_blank">新機種に変え、2年契約で89ドルまで下げて提供</a>しています。さきのLATの記事で、CEOで発行人のGregory J. Osberg氏は、それでも「2年で黒字化する」と述べていました。<strong>あくまで新聞の未来はオンラインにあるという確信</strong>なのでしょう。</p>
<p>そのOsberg 氏の信念を伝える記事が、<a href="http://www.niemanlab.org/2012/01/the-philadelphia-experiment-why-a-media-company-wants-to-be-a-tech-incubator/" target="_blank">昨日のハーバード大ニーマン・ジャーナリズム研究所のサイトに掲載</a>されました。1829年創刊と全米で3番目に古い歴史を誇るPhiladelphia Inquirerですが、2010年に倒産の憂き目にあいました。再建されましたが、同社では組織がスリム化したことで余裕が生まれた社内スペースをハイテクベンチャー3社に無料で貸しているといいます。</p>
<p>その3社は、携帯電話向けにクーポンをスキャンし保存する技術、有権者と候補者をより良く繋ぐ技術、シームレスなアプリ開発プラットフォームの創出、といったことを研究開発しているとか。ちなみにSnipSnap、ElectNext、CloudMineといいます。</p>
<p>彼らには新聞社のデータへのアクセスを許し、そこに新聞社社員も関わることが期待されており、Osberg氏は「<strong>ジャーナリストと技術オタクがまみえれば有益な相互作用が生まれる。我々は彼らを刺激し、触媒になる</strong>」と語っています。つまり、新聞社がインキュベーターになって、タブレット用、あるいはスマートフォン用の新たで斬新なアプリの誕生を助けているのですね。苦境の中にあっても、こういう前向きな姿勢が<strong>「新聞」報道の新しい姿、その未来につながる</strong>ことを期待したいものです。</p>
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		<title>「新聞」の寿命はあと5年?10年?15年?</title>
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		<pubDate>Tue, 10 Jan 2012 06:41:27 +0000</pubDate>
		<dc:creator>shimatta</dc:creator>
				<category><![CDATA[ジャーナリズム]]></category>
		<category><![CDATA[新聞]]></category>

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		<description><![CDATA[2009年7月に、佐々木俊尚さんが「2011年　新聞・テレビ消滅」という本を書いて話題になりました。幸いなことに新聞はその2011年をなんとか生き延びて新年を迎えたわけですが、新年早々、今朝の読売新聞の解説面に、フランス [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>2009年7月に、佐々木俊尚さんが「2011年　新聞・テレビ消滅」という本を書いて話題になりました。幸いなことに新聞はその2011年をなんとか生き延びて新年を迎えたわけですが、新年早々、今朝の読売新聞の解説面に、フランスの新聞が厳しい状況にあることを紹介し、「新聞淘汰の時代、身が引き締まる」と自戒しているコラムが掲載されていました。</p>
<p>パリ支局の三井美奈記者が執筆した「ル・モンド瀬戸際の改革」と題するもので、67年の歴史を持つフランス・ソワールが12月に紙の発行を止め、ネットだけになり、西欧を代表する高級紙ル・モンドも、経営陣を入れ替え改革に乗り出しているが、合理化への労組の反発でストや新聞不配が相次いでいて瀬戸際にあるそうです。そこで同紙の社長が淡々と語ったという一言が印象的です。「仏全国紙の半分は消える」</p>
<p>そこで思い起こすのが、昨年末に、米国南カルフォルニア大学アネンバーグスクールが公表した「<a href="http://annenberg.usc.edu/News%20and%20Events/News/111214CDF.aspx" target="_blank">IS AMERICA AT A DIGITAL TURNING POINT?</a>」というレポートに関するリリースです。（ホンモノは今年早々に発行するとのこと）そこには、過去10年に亘るデジタルトレンドの研究の知見として9項目が挙げられていて、簡潔なコメントがついているのですが、その5項目目が衝撃的でした。&lt;<strong>Most print newspapers will be gone in five years</strong>&gt;　<strong>5年以内に殆どの紙の新聞はなくなる。<span id="more-3067"></span></strong></p>
<p>で、それへのコメントでは、<strong>生き残れるのは最大か最小の両極端</strong>だとし、最大の方では<strong>ニューヨーク・タイムズ、USAトゥディ、ワシントン・ポスト、ウォール・ストリートジャーナルの4紙だけ</strong>、最小の方ではローカルな週刊新聞だけと断定しました。（その解説はいずれ発行されるレポートに詳述されるのでしょうが、ここにはありません）　そして、「<strong>死にかけている新聞</strong>がオンラインに移行しても、うまくいくかどうか、ニュースの質はどうなるかなど多くの問題がある」とのコメントも付け加えています。</p>
<p>思えば、<strong>2009年、米国新聞業界は死にかけました</strong>。（佐々木さんの本はこの年に書かれました）共に100年以上の歴史を誇るロッキーマウンテンニュースとシアトルポストインテリジェンサーが廃刊となり、ボストン・グローブとサンフランシスコ・クロニクルは、労働条件の大幅切り下げと大量レイオフを労組が受け入れることでようやく生き延びました。そして、<strong>この年に新聞社の仕事を失った人は1万5千人</strong>に及びました。<a href="http://www.pressgazette.co.uk/story.asp?sectioncode=1&amp;storycode=40882" target="_blank">全米の記者は2007年で5万2600人という報道がありました</a>から、大変な減少です。昨年に新聞業界を去った人は、<strong>Paper Cutsによれば公表数だけですが3,775人</strong>。小康状態のように見えますが、これは削減に次ぐ削減の上でのことですから重い数字です。</p>
<p>新聞の発行部数も毎年10％づつ減少しています。米新聞業界の悲惨な状況をウォッチしている<a href="http://newspaperdeathwatch.com/can-1400-dailies-die-in-5-years-yes/" target="_blank">Newspaper Death Watchは「これは今後も加速する」とし、もうビジネスモデルは崩壊したと断言</a>します。「新聞読者の平均的な年齢は56〜60歳で、この年齢層は今後、どの階層の人より減少率が高い。おまけに高齢者は広告主からみて魅力的ではない」とも指摘します。ですから、「5年以内というのは悲観的すぎるかもしれないけど、10年以内ならアネンバーグセンターの予言が当たるのは確実だ」と書いています。</p>
<p>全米には1400もの日刊紙があります。それが全部潰れるというわけではありません。今後、冒頭のフランス・ソワールのように、紙の発行を止めて、オンラインのみに移行して生き延びを図る新聞社が徐々に増えていくのでしょう。そこで、ひとつ耳よりな話があります。昨年春からオンライン課金に踏み切ったニューヨーク・タイムズ（NYT)のケースです。コロンビア・ジャーナリズム・レビューの元ウォール・ストリートジャーナル記者<a href="http://www.cjr.org/the_audit/nyt_paywall_to_other_papers_co.php" target="_blank">Ryan Chittum氏は自身のブログ</a>で、秋に公表されたNYTの決算数字を見て、「<strong>NYTはデジタル収入で編集局を賄える</strong>」と推定しました。</p>
<p>どういうことかというと、NYTのオンブズマン報告によると2007年のNYT編集局の予算は2億ドル余りだったそうです。その後の大幅なレイオフや経費節減で、予算規模は2億ドルを大きく下回っているはずと想定します。一方で、親会社NYTカンパニー全体のニュースグループが得たデジタル収入は2011年に2億3500万ドルだろうとし、うちNYT単体でその3分の2を稼いでいるので1億5500万ドルになる。これに加えて有料読者からの収入が6320万ドルを見込める。計2億1000万ドル以上になるので、編集局費用を十分カバー出来るというわけです。</p>
<p>つまり、ネットコンテンツの有料化を進めれば、紙の新聞を止めても大丈夫、他の新聞社も真似すればいいとChittum氏は主張します。でも、仮ににそれでうまくいくとしても（そうとも思えませんが）、印刷、配送、配達などのスタッフが大量に職を失います。それもまた辛い話です。日本の新聞経営の状態は米国ほど酷くはなくても、紙の新聞離れという基調は同じ。読売新聞が冒頭のコラムを載せた事自体が、危機感の表明でもあるのでしょう。まさに三井記者ではありませんが「身の引き締まる思い」です。せめてNewspaper Death Watchの見方に、さらに5年足して15年ほどはもってほしいものですが、果たして・・・・。</p>
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		<title>ジョブス氏落選：TIME誌「今年の人」は＜PROTESTER＞</title>
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		<pubDate>Thu, 15 Dec 2011 09:50:44 +0000</pubDate>
		<dc:creator>shimatta</dc:creator>
				<category><![CDATA[その他]]></category>
		<category><![CDATA[ジャーナリズム]]></category>
		<category><![CDATA[世相]]></category>

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		<description><![CDATA[先月14日のポストで取り上げた、年末恒例のPerson Of  the Year(POY)の結果が出ました。今年のPOYは「PROTESTER」（抗議する人）でした。TIMEのサイトではまだ公表していませんが、（追記）サ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://www.kddi-ri.jp/blog/srf/2011/11/14/time%E8%AA%8C%E3%80%8C%E4%BB%8A%E5%B9%B4%E3%81%AE%E4%BA%BA%E3%80%8D%EF%BC%9A%E6%9C%AC%E5%91%BD%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%96%E3%82%B9%E6%B0%8F%EF%BC%9F%E5%A4%A7%E7%A9%B4%E3%83%95%E3%82%AF%E3%82%B7/" target="_blank">先月14日のポストで取り上げた</a>、年末恒例のPerson Of  the Year(POY)の結果が出ました。今年のPOYは「<strong>PROTESTER</strong>」（抗議する人）でした。<span style="text-decoration: line-through;">TIMEのサイトではまだ公表していませんが</span>、（追記）サイトに掲載されてました。<a href="http://www.time.com/time/person-of-the-year/2011/" target="_blank">これです。</a><span style="text-decoration: line-through;">米国のメディアは一斉に報じています。<a href="http://www.politico.com/news/stories/1211/70420.html" target="_blank">例えばこれ</a>。</span>実は、このPROTESTERという名称は、事前にTIME誌が公表していた31人・グループの候補者リストにはありませんでした。北アフリカ、中東で民主化を進めたアラブの若者（「<a href="http://www.time.com/time/specials/packages/article/0,28804,2098471_2098472_2098497,00.html" target="_blank"><strong>Arab Youth Protester</strong></a>」）、格差解消を叫んでニューヨークのウォール・ストリートを占拠した人々（「<a href="http://www.time.com/time/specials/packages/article/0,28804,2098471_2098472_2098498,00.html" target="_blank"><strong>The 99%</strong></a>」）の2つを合わせて今年のPOYに編集部が決定したのです。</p>
<p>およそ1か月に及ぶ<a href="http://www.time.com/time/specials/packages/article/0,28804,2098471_2098928,00.html" target="_blank">読者投票</a>には世界中から47万人も投票しましたが、トルコのエルドアン首相がトップでした。アラブ諸国の中では卓越したリーダーシップを発揮し、米国との関係がいいことなどが背景にあるのでしょうが、ちょっと日本人にはわかりにくい結果でした。で、IT関連では、今年亡くなったアップルのスティーブ・ジョブズ氏が、これまで前例のない「死者」として選ばれるかどうかが注目されていて、候補紹介でも、<a href="http://www.time.com/time/specials/packages/article/0,28804,2098471_2098472_2098499,00.html" target="_blank">えらく持ち上げた書き方</a>だったので、私も、あり得るかな、と思っていたのですが、見事に肩透かしを食いました。<span id="more-3003"></span></p>
<p>昨年も、読者投票ではWikiLeaksのジュリアン・アサンジ氏が独走し、また、米国外交文書の大量公開といったインパクトの強い動きをがあったことから、POYにはアサンジ氏で決まりと思われたのですが、フタを開けてみると読者投票では10位に過ぎなかったFacebookのザッカーバーグ氏が選出されるというサプライズがありました。まあ、その後、WikiLeaksの活動がやや沈滞し、アサンジ氏はスウェーデンでの性犯罪容疑で英国から出られない状況が続いています。その一方でFacebookはその後もユーザーが増え続け、いまや8億人というモンスタープラットフォームになっていることを思えば、TIME編集部の判断もなかなかだったわけです。</p>
<p>その伝でいくと、ジョブス氏亡き後のアップルは、来年は今までのような勢いのままでいくことはなさそうで、抗議する人々の動きはさらに世界中で広がると、編集部は判断しているということになります。そういう意味ではPOYは来年を占うということでもあるのですね。</p>
<p>なお、ジョブス氏の読者投票の順位は5位で、The 99％が3位、Arab Youth Protesterは6位でした。日本関係では、福島第一原発4号機が火災を起こした後も現場にとどまり監視を続けたことで米国メディアが英雄視し、オバマ大統領も賞賛した50人の職員を指す「<a href="http://www.time.com/time/specials/packages/article/0,28804,2098471_2098472_2098510,00.html" target="_blank"><strong>Fukushima 50</strong></a>」が、世界中から15,627票を獲得し、Arab Youth Protesterに次ぐ7位と健闘しました。</p>
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		<title>新興メディアの若者は老舗メディアを目指す!？</title>
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		<pubDate>Fri, 25 Nov 2011 04:10:45 +0000</pubDate>
		<dc:creator>shimatta</dc:creator>
				<category><![CDATA[ジャーナリズム]]></category>
		<category><![CDATA[ハフィントンポスト]]></category>
		<category><![CDATA[新聞]]></category>

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		<description><![CDATA[ジャーナリズム界の老舗New York Times（NYT）と新興Huffington Post（HuffPo）という米国を代表する新旧メディアせめぎ合いというか軋轢などについては何度も取り上げてきました。その中で、特に [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>ジャーナリズム界の老舗New York Times（NYT）と新興Huffington Post（HuffPo）という米国を代表する新旧メディアせめぎ合いというか軋轢などについては何度も取り上げてきました。その中で、特に時代の流れを感じさせたものは、NYTからHuffPoへの人材移動でした。詳しくは「<a href="http://www.kddi-ri.jp/blog/srf/2011/04/08/nyt%E3%81%8B%E3%82%89huffpo%E3%81%B8%E3%81%AE%E4%BA%BA%E6%9D%90%E6%B5%81%E5%87%BA%E3%81%8C%E7%9B%B8%E6%AC%A1%E3%81%90/" target="_blank">名門NYTから新興HuffingtonPostへの人材流出が相次ぐ</a>」という記事や「<a href="http://www.kddi-ri.jp/blog/srf/2011/04/27/nyt%E8%A8%98%E8%80%85%E3%81%BE%E3%81%9F%E3%82%82huffingtonpost%E3%81%B8%E3%80%82%E2%80%9D%E8%84%B1%E8%B5%B0%E2%80%9D%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%AE%E6%84%8F%E5%91%B3%E3%81%99%E3%82%8B/" target="_blank">NYT記者またもHuffingtonPostへ。”脱走”トレンドの意味するもの</a>」などを参照して頂けるとありがたいのですが、要するに、ここ<strong>1年ほどの間に、NYTの著名な記者が5人も相次いでHuffPoへ移っている</strong>のです。（このブログで取り上げなかったケースも含む）</p>
<p>それは、AOLに売却後もHuffPoの実権を掌握するHuffington女史が、売却による豊富な資金力でNYTに限らず名門メディアの記者や編集者を<strong>高給で”釣り上げ”ている</strong>という見方もありますが、当人たちは「<strong>HuffPoの方が働きがいがありそうだ</strong>」と新興メディアの将来に賭けるという意向を示していました。ところが、先月、今月と<strong>HuffPoからNYTに二人の記者が移籍という逆の流れがでてきました。しかも二人はとても若いのです。</strong><span id="more-2988"></span></p>
<p>一人はWilliam Aldenという経済記者。アイビーリーグのイェール大学出身で、ニューヨークのニューヨークオブザーバー紙でインターンをしたあとHuffPoに入って、NYTから移籍したピュリッツァー受賞記者Peter Goodmanの元で経済記者を1年ほど務めました。もう一人はLeah Finneganという女性記者で、<a href="http://www.huffingtonpost.com/college/" target="_blank">HuffPoの「College」ページ</a>の編集長でした。彼女は全米の大学新聞でも最大部数（3万部）を発行するTexas大学の日刊紙「<a href="http://www.dailytexanonline.com/" target="_blank">The Daily Texan</a>」の編集長を務めたあとコロンビア大学のジャーナリズム大学院に進み、在籍のまま2年前にHuffPoに加わったそうです。</p>
<p>学歴、経歴とも文句なしの若手ジャーナリストのように見えます。<strong>この時代の流れに逆らうかのように映る二人の旅立ち</strong>について<a href="http://www.capitalnewyork.com/article/culture/2011/11/4237862/times-goes-after-young-talent-huffington-post" target="_blank">Capital NewYorkの記事</a>は、「<strong>HuffPoが、既存メディアで働いてきた著名ジャーナリストにとって魅力的に見えると同時に、既存伝統メディアが触手をのばすにふさわしいタレント集団を育成しているということでもある</strong>」と論評しています。</p>
<p>たしかにそうかもしれません。先のCapital NewYorkの伝えるところによると、Finnegan編集長の後任となる新Collegeページ編集長にはハーバード大学出身のRebecca Harrington副編集長が昇格するとのことですが、この女性の執筆した小説処女作が来年、ランダムハウス社から出版され、英、独、伊でも出版されるといいますから、これまた大変な才女のようです。そうした若手タレントのプールとも言うべきHuffPoから、ポツポツとでも若手を惹き付けられる<strong>既存メディアも捨てたものでもないのかもしれません。きっと溢れる才能で変化を生み出してくれるでしょうから。</strong>それを期待してNYTも人減らし中にも関わらず、新たに若手を採用したのでしょうし。</p>
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		<title>TIME誌「今年の人」：本命ジョブス氏？対抗馬はフクシマ50？</title>
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		<pubDate>Mon, 14 Nov 2011 04:44:04 +0000</pubDate>
		<dc:creator>shimatta</dc:creator>
				<category><![CDATA[その他]]></category>
		<category><![CDATA[ジャーナリズム]]></category>
		<category><![CDATA[世相]]></category>

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		<description><![CDATA[毎年話題を呼ぶ、米雑誌「TIME」の人気企画＜Person of the Year（略称POY）＞の候補者リストが日曜日に公表され、早速、読者投票がネットで始まりました。その結果はリアルタイムで表示されていますが、今のと [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>毎年話題を呼ぶ、米雑誌「TIME」の人気企画＜<strong>Person of the Year（略称POY）</strong>＞の候補者リストが日曜日に公表され、早速、読者投票がネットで始まりました。その結果は<a href="http://www.time.com/time/specials/packages/article/0,28804,2098471_2098928,00.html" target="_blank">リアルタイムで表示されています</a>が、今のところ、１位は「The 99%」。「格差社会打破」を目指して米国でウォール・ストリートを占拠した若者たちですね。「我々が格差に苦しむ国民の99％を代表している」と主張する。</p>
<p>昨年は、読者投票では<a href="http://www.kddi-ri.jp/blog/srf/2010/12/07/time%E8%AA%8C%E3%81%AEperson-of-the-year%E3%81%AF%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B8%E6%B0%8F%E3%81%A7%E6%B1%BA%E3%81%BE/" target="_blank">終盤までWikiLeaksのアサンジ代表が圧倒的なリードで、POYに決まりかと思われました</a>が、実はPOYの選出はTIME誌編集部に最終権限があります。で、<a href="http://www.time.com/time/specials/packages/article/0,28804,2028734_2029036_2029037,00.html" target="_blank">読者投票の最終結果</a>では10位だったFaceBookのザッカーバーグCEOが逆転で選ばれた経緯もあり、先行きは全く不透明なわけですが、<strong>注目は、これまでは前例がないという「死者」が選ばれるかどうかということ</strong>です。そうです。<strong>アップルのジョブス氏</strong>のことです。<span id="more-2970"></span></p>
<p>実は今月8日の<a href="http://newsfeed.time.com/2011/11/08/who-should-be-times-2011-person-of-the-year-our-panel-sounds-off/" target="_blank">TIME主催によるPOYを巡る討論会</a>で、出席者から「世界を変えただけでなく、何かが可能かも知れないという精神を広く与えた」として、強く支持する意見があったのですが、TIMEの編集局長は「<strong>亡くなった人をを選んだことはない</strong>」と述べていました。</p>
<p>ところが週末に公表された31人に及ぶ候補者リストには、先の識者の意見を反映してか、ちゃんとジョブス氏が掲載され、しかも<a href="http://www.time.com/time/specials/packages/article/0,28804,2098471_2098472_2098499,00.html" target="_blank">紹介文は最大級とも思える持ち上げぶり</a>です。一部を紹介すると「10月に死亡後も、我々の文化とビジネスに顕著な影響を与え続けている」「彼が始めたテクノロジー革命は今後も成長、進化し続け、次世代にも影響を与え続けることは明らかだ」「彼を候補に指名したのは、今年にアップルが作った製品の故ではない。彼の死による国民的モーメントによる」などなど。</p>
<p>そして、最後にはこうです。「<strong>アップルマッキントッシュが発売された1984年に、彼がPOYに選ばれなかったことに多くの人がガッカリしたろうが、彼の影響を総合的に評価するなら今年の方がふさわしかろう</strong>」　なんだか、もう<strong>今年のPOYはジョブス氏で決まりのような書き方という印象</strong>を受けないでもありません。</p>
<p>もちろん、先に紹介したように圧倒的と思われたアサンジ氏が落選した昨年のこともあります。また、今年の全世界的な動きからすれば、アラブ各国での革命的な動きは特筆ものといえ、それを代表する形でノミネートされている「<strong>Arab Youth Protester</strong>」（読者投票で今のところ4位）も可能性はあるでしょう。</p>
<p>日本絡みでは、3月15日の福島第一原発4号機が火災を起こした後も現場にとどまり監視を続けたことで米国メディアが英雄視し、オバマ大統領も賞賛した50人の職員を指す「<a href="http://www.time.com/time/specials/packages/article/0,28804,2098471_2098472_2098510,00.html" target="_blank"><strong>Fukushima 50</strong></a>」にも大いに期待したいところです。なにせ読者投票で7位で健闘してますし、不人気ランキングでは30位。つまり嫌う人の数は2番目に少ないという好印象を持たれているのですから。ちなみにイラク戦争が始まった2003年には「米軍兵士」が選ばれています。（<a href="http://www.time.com/time/interactive/0,31813,1681791,00.html" target="_blank">1927年以来のPOY一覧ページはこちら</a>）　なおIT関連ではNetFlixのReed Hasting氏がノミネートされていますが、読者投票で最下位じゃ、ちょっと芽がなさそうですね。最終結果は12月26日号（発売日は16日）で発表されるそうです。私は<a href="http://www.time.com/time/specials/packages/article/0,28804,2098471_2098472_2098510,00.html" target="_blank">Fukushima 50</a>に清き一票を投じました。</p>
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		<title>タブレットニュースユーザーの3分の1以上が課金の壁を乗り越えている！</title>
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		<pubDate>Mon, 07 Nov 2011 05:09:32 +0000</pubDate>
		<dc:creator>shimatta</dc:creator>
				<category><![CDATA[インターネット]]></category>
		<category><![CDATA[ジャーナリズム]]></category>
		<category><![CDATA[スマホ・タブレット]]></category>
		<category><![CDATA[新聞]]></category>

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		<description><![CDATA[前回は新聞サイト有料化の流れについて書きましたが、そこで取り上げた部数が全米17位のStar Tribuneの料金はスマートフォンやタブレットでのアクセス料込みとなっていて、ウェブだけの設定はありません。今春から有料化に [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>前回は新聞サイト有料化の流れについて書きましたが、そこで取り上げた部数が全米17位のStar Tribuneの料金はスマートフォンやタブレットでのアクセス料込みとなっていて、ウェブだけの設定はありません。今春から有料化に踏み切ったニューヨーク・タイムズの料金制度も、スマートフォン＋ウェブ、タブレット＋ウェブ、全部込みの3通りですが、いずれもモバイルデバイスとの抱合せで、ここでも「ウェブのみ」という設定はありません。両有力紙とも、<strong>課金ビジネスの商機はモバイルにある</strong>と判断しているわけですね。</p>
<p>日本では、まだ身近でタブレット端末を利用している姿を見ることは少ないですが、米国ではどうやらタブレット利用がかなり普及していることを背景とする動きです。そこに着目した5千人規模の<a href="http://www.journalism.org/analysis_report/tablet" target="_blank">「The Tablet Revolution」という調査結果</a>がPew Research Centerから公表されました。結果は、タブレットユーザーはタブレットを介したニュース取得や閲覧には満足しており、14％のユーザーがデジタルコンテンツ（記事）に支払いをし、別の23％は紙の新聞・雑誌購読の特典として有料記事に無料アクセスしていました。つまり<strong>タブレットでニュースを読む人のなんと3分の1以上が直接、間接の支払いで課金の壁を乗り越えていることがわかった</strong>のです。私には<strong>「パソコンで読むニュースはタダが当たり前」だった流れに一石を投じる数字</strong>に見えます。<span id="more-2955"></span></p>
<p>この調査は今年7月にProject For Excellence In Journalism（PEJ)とThe Economist Groupによって行われました。副題に「How People Use Tablets and What it Means for the Future of News」とあるように、ニュース消費の未来にタブレットがどう関わるかというのが問題意識です。</p>
<p>まず、タブレットの普及ですが、iPad登場から1年半で<strong>米国の大人の11％がなんらかのタブレットを所有</strong>しているそうです。使用時間は1日に1時間35分。タブレットの毎日の使用目的では、一般的なウェブ閲覧が首位で67％ですが、<strong>ニュース取得はメール送受信の54％に次ぐ53％で3位</strong>です。1週間のうち、少なくとも1回はタブレットでニュースを読む人まで広げると77％になりますが、このうち<strong>3割はニュースを読む時間が増えた</strong>とし、減ったという人は4％にとどまります。過去1週間にタブレットで偶然出くわした長文の記事を読んだ人は88％、後で読むために記事をsave しておいてあとで読んだ人は41％にのぼっています。スマホとは違って長文の記事を読むのになんの支障もないということです。</p>
<p>タブレットユーザーにとって、タブレットはニュースの見出しと長文記事閲読の両方でプラットフォームになっているとのことです。見出しチェックではタブレット優先が43％、パソコン（デスクトップ・ラップトップ両方）優先23％、スマートフォン優先14％、また長文記事閲読でタブレット優先が55％、新聞優先22％、パソコン優先20％です。<strong>長文記事でも紙の新聞を大きく上回っている</strong>のがちょっと驚きです。</p>
<p>かくして、タブレットでのニュースに慣れ親しんでいるユーザーは3分の1以上が直接・間接の支払いを記事にしているわけですが、支払っていない人のうち、「月5ドルなら払う」は21％、「月10ドルなら払う」は10％でした。（質問はいずれかを選択した上での回答）ここでも3分の1近くが支払う用意があることが分かります。<strong>低額であればタブレットニュースユーザーの支払い層は現段階で3分の2程度まで広がる</strong>ということです。</p>
<p>ただし、有料化を考えている新聞社にとって楽観は禁物です。というのも、<strong>回答したタブレットのアーリーユーザーは、高学歴、高収入の人が多い</strong>からです。ちなみに大卒以上が平均23％に対し、タブレットユーザーは51％ですし、世帯年収7万5千ドル以上は53％と一般の28％を大きく上回ります。タブレット所有者層が広がる今後は、この比率は下がるでしょう。また<strong>、タブレットユーザーにはブランド志向が強く</strong>、CNN、USAToday、New York Timesの3大ニュースブランドを定期的にチェックしているという人は65％にも達しました。3社以外にとっては、この壁をどう破るかも課題です。</p>
<p>Star Tribuneは有料化を知らせる自社の記事で、「新聞がデジタルコンテンツ課金にシフトするってことは、読者が何時でも何処ででもニュースを入手することが出来るスマートフォンや<strong>タブレットに支配される技術世界の到来</strong>でなおさら緊要なことになったからです」と述べていて、その問題意識はあるようです。果たして日本の新聞社はどうかな。</p>
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		<title>米国の中小零細新聞までがサイト有料化に踏み切る理由</title>
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		<pubDate>Fri, 04 Nov 2011 04:10:02 +0000</pubDate>
		<dc:creator>shimatta</dc:creator>
				<category><![CDATA[インターネット]]></category>
		<category><![CDATA[ジャーナリズム]]></category>
		<category><![CDATA[新聞]]></category>

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		<description><![CDATA[新聞社がニュースサイトの有料化に踏み切るケースが増えてきたアメリカ。今月1日から、新たにミネソタ州ミネアポリスのStar Tribune(Strib)がNew York Timesと同じ月間20本の記事までは無料というメ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>新聞社がニュースサイトの有料化に踏み切るケースが増えてきたアメリカ。今月1日から、新たにミネソタ州ミネアポリスの<a href="http://www.startribune.com/" target="_blank">Star Tribune</a>(Strib)がNew York Timesと同じ月間20本の記事までは無料というメーター制を取り入れた課金制度（Pay Wall)を始めました。Stribは全米17位の部数30万部を擁するミネソタ州最大の新聞ですが、その<a href="http://www.startribune.com/business/132833043.html" target="_blank">有料化を知らせる自らの記事</a>で「<strong>より小さなコミュニティ新聞もPay Wallの恩恵を受けられよう</strong>」という大学教授のコメントをのせています。気になる発言です。</p>
<p>話は飛びますが、先月29日の朝日新聞朝刊オピニオン面に「記者が消えた街」というインタビュー記事が載りました。（朝日の無料サイトには載っていませんが<a href="http://blog.tatsuru.com/2011/10/29_0940.php" target="_blank">内田樹さんがブログで要領よくまとめてくれています</a>）（＊追記：朝日新聞の有料サイトで検索したら<a href="http://digital.asahi.com/articles/TKY201110280574.html" target="_blank">無料で読めるようになっていました</a>）米国では経営難からこの5年で<strong>212紙が休刊、20年前には6万人いた記者は4万人に減った。その結果、「取材空白域」が生じ、不祥事、不都合が起きている</strong>、というものです。この問題をどう克服していくのか。（ここで具体例としてあげられた不祥事については、あんまり凄すぎる話なので、<a href="http://www.kddi-ri.jp/blog/srf/2010/08/16/%e9%80%80%e8%81%b7%e5%b9%b4%e9%87%9188%e4%b8%87%e3%83%89%e3%83%ab%e3%80%80%e5%b9%b4%e9%96%93%e3%81%a7%e3%81%99%e3%81%9e/" target="_blank">このブログでも取り上げました</a>のでご参考に。<a href="http://www.kddi-ri.jp/blog/srf/2010/09/22/%e9%80%80%e8%81%b7%e5%b9%b4%e9%87%9188%e4%b8%87%e3%83%89%e3%83%ab%e8%b2%b0%e3%81%86%e3%81%af%e3%81%9a%e3%81%ae%e5%85%83%e5%85%ac%e5%8b%99%e5%93%a1%e9%80%ae%e6%8d%95%ef%bc%81%e5%85%ac%e9%87%91%e6%a8%aa/" target="_blank">続報はこれ</a>）</p>
<p><span id="more-2935"></span>この「取材空白域」を連邦通信委員会から依頼されて調査した元・米誌記者の回答は「<strong>ニュースの発掘力はネットでは補えない</strong>」ので、「<strong>NPOとしての報道専門機関を各地で作り、育てるしかない</strong>」というものでした。そのNPOには運営資金がかかる。どう調達するのか。「記者は民主社会に不可欠な公共財だということを住民や大学、財団、企業に理解してもらい、<strong>寄付を募るしかない</strong>」。寄付文化が根付いている米国ならではの発想です。たしかに、このブログでも2年ほど前に何回も米国のNPO報道機関の誕生について取り上げました。（例えば「<a href="http://www.kddi-ri.jp/blog/srf/2009/10/23/%e3%81%be%e3%81%9f%e6%9c%89%e5%8a%9bnpo%e5%a0%b1%e9%81%93%e6%a9%9f%e9%96%a2%e3%81%8c%e8%aa%95%e7%94%9f%ef%bd%9e%e4%bb%8a%e5%ba%a6%e3%81%af%e3%82%b7%e3%82%ab%e3%82%b4%e3%81%ab/" target="_blank">また有力NPO報道機関が誕生〜今度はシカゴに</a>」と題した記事）</p>
<p>取り上げた記事を振り返ると、大体が富豪が豊富な資金拠出を約束するものです。それをもとに、大手紙の有能な編集幹部を高給で引きぬいて、実績を上げる。早速、<a href="http://www.kddi-ri.jp/blog/srf/2009/10/09/%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b9npo%e3%83%88%e3%83%83%e3%83%97%e3%81%ae%e5%b9%b4%e6%a3%9257%e4%b8%87%e3%83%89%e3%83%ab%e3%81%af%e8%a8%b1%e3%81%9b%e3%81%aa%e3%81%84%ef%bc%81-%e3%83%80/" target="_blank">ピュリッツァー賞を受賞したProPublica</a>などはその典型でしょう。ウォール・ストリートジャーナル出身の<a href="http://www.kddi-ri.jp/blog/srf/2009/10/09/%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b9npo%e3%83%88%e3%83%83%e3%83%97%e3%81%ae%e5%b9%b4%e6%a3%9257%e4%b8%87%e3%83%89%e3%83%ab%e3%81%af%e8%a8%b1%e3%81%9b%e3%81%aa%e3%81%84%ef%bc%81-%e3%83%80/" target="_blank">Steiger編集主幹のサラリーは2009年当時で57万ドルと、およそ「NPO機関」としては常識はずれの高給</a>ですが、組織は順調に機能しているようです。ProPublicaの場合、3千万ドルの拠出を約束した富豪がバックにいるとのことです。</p>
<p>でも、<strong>こうした恵まれたケースはそうそうはない</strong>でしょう。米国の場合、一部の大都市を除けば、だいたい一つの町に一つの新聞しかない、というのが普通ですから、一つの町の新聞が休刊すればたちまち「取材空白域」が生ずる。それを、<strong>その都度、NPO報道機関を立ち上げて全部、埋めていくなんてことは事実上、不可能</strong>でしょう。</p>
<p>そこで、話は冒頭に戻ります。「より小さなコミュニティ新聞もPay Wallの恩恵を受けられよう」と述べたのはミネソタ大学のジャーナリズム/マスコミュニケーション学部のDan Sullivan教授です。その理由について教授は「コミュニティ紙は大手紙の出来ない草の根レベルの報道が出来る」「そこで、<strong>コミュニティ紙は、町の人々に地域の一員だと自覚させる地域づくり活動の一環としてPay Wallを売り込むことが出来よう</strong>」と言うのです。</p>
<p>記事ではこれ以上の説明はしていませんが、要するに、「<strong>サイトの有料化に協力することで、大事な町の新聞がなくならないよ」と売り込める</strong>ということ、と理解できます。サイトの購読契約が取れれば、購読料だけでなく、個人属性がわかるのでターゲット広告も可能で、広告料金も上がり、経営を強力に支える・・・・。それが、朝日の記事で問題視された<strong>「取材空白域」を、これ以上生まない</strong>ことに繋がるように思われます。</p>
<p>そう仮定すると、ニューヨーク・タイムズやボストン・グローブなどの大手紙だけでなく、最近は<a href="http://www.kddi-ri.jp/blog/srf/2011/08/22/%e6%96%b0%e8%81%9e%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%83%88%e3%81%ae%e6%9c%89%e6%96%99%e5%8c%96%e3%81%af%e6%80%96%e3%81%8f%e3%81%aa%e3%81%84/" target="_blank">部数数万部のローカル紙もサイトの有料化に踏み切っている</a>という大きな流れがなんとなく分かります。その意味では、全国紙は事実上、存在しない（USA Todayはそうかもしれませんが、人口3億人の国でわずか180万部）国の特殊事情とも言え、巨大部数を誇る全国紙が多い日本の地方紙にあてはめるのは難しいかもしれません。</p>
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		<title>有料ニュースサイトのトップNYT、無料のトップHuffpoのせめぎ合い</title>
		<link>http://www.kddi-ri.jp/blog/srf/2011/10/17/%e6%9c%89%e6%96%99%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%83%88%e3%81%ae%e3%83%88%e3%83%83%e3%83%97nyt%e3%80%81%e7%84%a1%e6%96%99%e3%81%ae%e3%83%88%e3%83%83%e3%83%97huffpo%e3%81%ae/</link>
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		<pubDate>Mon, 17 Oct 2011 04:25:25 +0000</pubDate>
		<dc:creator>shimatta</dc:creator>
				<category><![CDATA[インターネット]]></category>
		<category><![CDATA[ジャーナリズム]]></category>
		<category><![CDATA[ハフィントンポスト]]></category>
		<category><![CDATA[新聞]]></category>

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		<description><![CDATA[15日までウィーンで開かれていた世界新聞大会の一環として開催されたWorld Editors ForumのPaywall panel （課金小委員会）でニューヨーク・タイムズ（NYT)のJim Roberts編集局次長が [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>15日までウィーンで開かれていた世界新聞大会の一環として開催された<a href="http://www.wan-press.org/wef/articles.php?id=2" target="_blank">World Editors Forum</a>のPaywall panel （課金小委員会）でニューヨーク・タイムズ（NYT)のJim Roberts編集局次長が、「今年3月にウェブサイトを有料化したにもかかわらず<strong><a href="http://www.journalism.co.uk/news/nyt-com--incredibly-surprising-growth-in-unique-users/s2/a546362/" target="_blank">月間ユニークユーザーが対前年比で2.3％伸び、3400万人となった。信じられないほどの驚きだ</a></strong>」と、有料化の成功を誇示しました。</p>
<p>一方、この<a href="http://www.kddi-ri.jp/blog/srf/2011/06/13/huffingtonpost%e3%81%8cnyt%e3%82%92%e6%8a%9c%e3%81%8f%e3%80%82%e3%81%97%e3%81%8b%e3%81%97%e7%95%b0%e8%ab%96%e7%b6%9a%e5%87%ba/" target="_blank">ブログでも紹介したように毀誉褒貶はある</a>ものの、破竹の進撃が続いている<a href="http://www.huffingtonpost.com/" target="_blank">Huffington Post</a>は、さる3日に「<strong><a href="http://corp.aol.com/2011/10/03/the-huffington-post-media-group-makes-key-announcements/" target="_blank">3700万ユニークビジター、10億ページビュー、510万コメントの月間記録を達成</a></strong>」というプレスリリースを公表、広く報道されました。Roberts局次長の発言は、おそらくこれを意識したもので、「有料化でもびくともしないNYTの質の高さ」を強調したかったのでしょう。<span id="more-2882"></span></p>
<p>Roberts局次長は、「課金はアクセスする読者が減るBad idea」だと思い、反対したそうです。特に、NYTのサイトで積極的に取り入れているソーシャルメディアなどの新しい試みに関心のある<strong>若い読者が離れてしまうことを懸念</strong>したとか。読者が減れば広告収入も減ると。「でも、私が間違っていた」と局次長。「我々の実験は初期段階だけれど、おおむね成功したと言っていいかもしれない」「ページビューの減少はわずかで、ユニークユーザーが増えているのだから」とし、サイトの有料読者22万4千、宅配読者の無料接続者は75万6千という最新数字を明かしました。</p>
<p>また、当初は編集局内では局次長同様、課金に懐疑的な空気があったそうですが、課金後は「<strong>価値あるデジタル製品を創造しているという全体的な雰囲気が広がり、ビデオや記事ファイルをより早くウェブに上げることを喜んでやっているようだ</strong>」というのです。実に興味深い変化ですね。</p>
<p>Roberts局次長の誇るNYTサイトの”成功”は、有料と云いながら、<a href="http://www.kddi-ri.jp/blog/srf/2011/03/29/%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%83%a8%e3%83%bc%e3%82%af%e3%83%bb%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%a0%e3%82%ba%e3%81%af%e3%82%aa%e3%83%b3%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%81%a0%e3%81%91%e3%81%a7%e6%88%90%e3%82%8a/" target="_blank">ソーシャルメディアや検索エンジンからのリンクや数多いNYTのニュースレターなどからのアクセスは無料でし放題というユルい課金の壁</a>にしたことにあると言えます。それでページビューを殆ど減らさず、広告収入に影響が出ない一方で、ウェブ＋スマートフォン15ドル、ウェブ＋iPad20ドル、ウェブ＋スマートフォン＋iPad35ドル（いずれも4週間あたり）の有料顧客が22万4千人ということは、平均20ドルとして月450万ドル、<strong>年間で5400万ドル、50億円近くが殆ど追加コスト無しで得られる</strong>ことになります。紙の新聞への広告減少に苦しむNYTにとってこれは干天の慈雨かも知れません。局次長はこう締めくくっています。「<strong>It&#8217;s helping us fund our journalism</strong>」</p>
<p>一方、ブログサイトから出発した<a href="http://www.huffingtonpost.com/" target="_blank">Huffington Post</a>は3月にAOLと合併してから一段と中身を充実させています。NYTの著名記者を次々、高給で引き抜いて編集力を高めているほか、合併後に記事のセクションを21も増やしています。また、カナダ、英国に続き、<a href="http://www.huffingtonpost.com/2011/10/10/huffington-post-launch-france_n_1003109.html" target="_blank">フランスへも進出する</a>とのことで、量的拡大に余念がありません。Huffpoは他のサイトからの借用記事が多くて「Journalism」の本道とは言えないかも知れませんが、タブロイド新聞風の思わず読みたくなるような記事満載サイトに仕上がっています。ちなみにクリスチャンサイエンスモニターの記事によると<a href="http://www.csmonitor.com/USA/2011/0207/Huffington-Post-AOL-deal-why-they-did-it" target="_blank"><strong>Huffpoの2011年の収入見込みはは6千万ドル</strong></a>程度とされ、NYTデジタルの有料収入見込みといい勝負。両サイトの「質」と「量」の闘いは示唆に富むとともに、これからも熾烈に続きそうです。</p>
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		<title>NY（ニューヨーク）生活プレス社の挑戦</title>
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		<pubDate>Tue, 11 Oct 2011 04:03:51 +0000</pubDate>
		<dc:creator>shimatta</dc:creator>
				<category><![CDATA[インターネット]]></category>
		<category><![CDATA[ジャーナリズム]]></category>
		<category><![CDATA[テレビ]]></category>
		<category><![CDATA[ネット動画]]></category>
		<category><![CDATA[新聞]]></category>

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		<description><![CDATA[先週1週間にニューヨークの日本人社会で何が話題になったか5分でわかるビデオニュースがあります。今月から登場した「週刊NY生活ニュース」がそれです。1日付けの第1回は、野田首相のニューヨークでの記者会見、仁美夫人のグランド [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>先週1週間にニューヨークの日本人社会で何が話題になったか5分でわかるビデオニュースがあります。今月から登場した<a href="http://www.youtube.com/user/NYSEIKATSUTV1" target="_blank">「週刊NY生活ニュース」</a>がそれです。1日付けの第1回は、野田首相のニューヨークでの記者会見、仁美夫人のグランドゼロ視察、ニューヨークで2店開業するユニクロ現地責任者へのインタビュー、日本の劇団による公演など。8日付けの第2回は、ロッキー青木夫人宅で開かれた日野原重明さんの100歳誕生パーティの模様と日野原さんインタビュー、日本クラブでのラフカディオ・ハーン展と曾孫夫人インタビュー、ニューヨーク映画祭での宍戸錠さんの挨拶とインタビュー。足で稼いだ盛り沢山な内容がコンパクトにまとめられていてなかなか見せます。</p>
<p>作っているのはNY生活プレス社。<a href="http://www.nyseikatsu.com/" target="_blank">「週刊NY生活」というニューヨークで発行されている無料の日本人向け新聞</a>の発行元です。同社のCEOであり編集長の三浦良一さんによると、収録は月曜夜、人気のなくなった同社のオフィスで行われます。スタッフは三浦さんと記者、週替わりで登場する女性キャスターの3人のみ。収録用カメラは<a href="http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/d7000/" target="_blank">ニコンの一眼レフカメラD7000</a>、「編集はMacについているおまけのソフトを使って見よう見まねでやってます」「ですから女性キャスターへのギャラ以外にはお金はかかりません」とのこと。なにやら7年前に同じニューヨークのアパートの一室から二人でビデオニュースを発信し始めた<a href="http://www.kddi-ri.jp/blog/srf/2011/08/13/vlog%E3%81%AE%E5%85%88%E9%A7%86%E8%80%85rocketboom%E3%81%AE%E8%A1%8C%E6%96%B9%E3%81%AF/" target="_blank">Vlogの先駆けRocketBoom</a>を想起させますね。<span id="more-2858"></span></p>
<p>もちろん、ニュースの現場でビデオを撮影する手間はかかりますが、それは今年7月から三浦さんら記者自身が撮影し、同紙のサイトにアップして徐々に慣らしてきました。ちなみにサイトにアップされている「デジタル版」は、タブロイド32ページの同紙をそっくりPDF化していますので、紙面そのものを見ることができます。勿論、自在に拡大して読めます。また、iPhone、iPadのアプリも無料で提供しています。（なお、紙の新聞は日本にも空輸されていて、紀伊國屋書店などで入手可能です。<a href="http://www.nyseikatsu.com/?cat=14" target="_blank">詳細はこちら</a>）</p>
<p>思いついたらどんどんデジタル化して新聞同様、無料で提供する。<a href="http://japanuscreatives.com/video/interview-with-mr-ryoichi" target="_blank">在米30年、55歳の三浦さん</a>はとびきり優秀な記者であることは確かでも、決してハイテクオタクではありません。しかもフルタイムの記者は三浦さんと他に1人だけ。あとはインターンとフリーライターなど15人ほどの執筆陣で毎週32ページの新聞を作る指揮をしながら、ビデオニュースまで手を伸ばす。そういうことをいとも簡単に可能にしているのは、やはり使い勝手が良くなったデジタル技術の進化なのでしょう。</p>
<p>このビデオニュース、週替わりキャスター4人に元キャビンアテンダント2人、経済紙関係のレポーターなど異色の人材の登用で話題になったこともあって、すでに週替わり広告スポンサーも確保、「最初から黒字です」とのこと。そして今後について三浦さんは、「ビデオニュース製作に慣れてきたらバラエティとか、レストラン紹介番組とかに拡充したい」「いまのテレビがやっている（程度の）ことは、基本的には機材と人と資金があれば、かなりのところまで面白いものができるのではないでしょうか？」と意欲満々。また自身が大学時代に漫画研究会に所属していたこともあり「デジタル版の漫画雑誌を作りたい」という夢もあるのだとか。</p>
<p>新聞は広告収入減少で、どこの国でも苦境にあります。とりわけ、広告収入への依存度が高い米国では深刻です。その中で、広告収入のみに依存するフリーペーパーの経営はなおさら大変です。でも、デジタル技術を積極的に取り入れて収入増を図り、さらに拡大しようというNY生活プレス社、三浦さんの模索は示唆に富んでいます。正社員6人、部数2万部の小さな新聞ですが「<strong>媒体として優良であるというブランドを確立したい</strong>」という挑戦に、これからも注目していきたいと思います。そして人材が有り余って困っているように見える日本の大新聞にも頑張ってほしいものです。</p>
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