Archive for the 'ジャーナリズム' Category

BBCのインターネット大特集

わたしがゴチャゴチャいうよりこのページに行って見てください。

BBC SUPERPOWER

イギリス人技術者、ティム・バーナーズ-リーがCERN(欧州原子核研究機構)在籍時代に考案したWorld Wide Web誕生から20年。インターネットはバーナーズ-リー自身も予測できなかったスーパーパワーで世の中を変え、そしてこれからも変え続けるという視点から、2週間にわたって、こんなにも多様で興味津々な企画・検証番組をテレビとラジオ、そしてインターネットで世界に発信し始めています。日本でも見られるBBCワールドニュースでの放映内容はこちら

1948年、放送エリアにたった8万台しか受像機がない時代に、多額の費用がかかるロンドン五輪テレビ中継、2004年、アテネ五輪を国内限定でストリーミング中継と、いずれも世界初に取り組んできたBBCらしい企画です。いずれ、ネットで成果の全てが見られることを期待してメモ。

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Uストリーム中継の注目度

昨2月28日は、Uストリームによるライブ放送の日本におけるメルクマール的な日だったと個人的には思えるのでメモっておきます。

まず、チリ大地震による津波問題。日本でもっとも潮位が上がったのは岩手県久慈港。そこを見下ろす場所からのUst中継が、多分、午前11時頃から始まっていました。<大津波警報解除までliveします>とあって、画面は全く動かず、NHKテレビの映像のように岸壁の様子が映るわけでもなく、喋りが入るわけでもないですが、時折り鳴り響く警報サイレンが音がいやに生々しい臨場感を伝えていて、午後2時過ぎには同時視聴者が4500人を超えました。

日が暮れて、真っ暗になっても放送は続き、午後7時段階でも同時視聴は1000人以上で、<total 143000>という表示が出ていました。多分、延べ14万人以上の人が覗きに来たということでしょう。こうした災害時に、いずれ各地のUストリーマーをきめ細かく組織できれば、テレビを凌ぐ面白くて有益な報道番組が作れそうなことを予感させてくれました。 Read more »

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日経電子版「web刊」の行方

昨日、日経本社で開かれた「ネット時代のメディアとジャーナリズム」というフォーラム、実はNIKKEI NETを有料化する「日本経済新聞 電子版」、通称「web刊」の正式発表に合わせた企画だったんですね。それとは知らず、ついついタイトルに惹かれてUストリーム中継で見ちゃいましたが、話が収斂せず、期待はずれ。思いは私だけではなかったようで、同時視聴者数はピークで400人ほど。先日のそらのさんプロデュース、「上杉隆VS池田信夫」対談の3600人には遠く及びませんでした。

それはそれとして、この中継で知った事実を一つ。現行のNIKKEI NETには新聞本紙に載った記事の3割しかアップされておらず、しかも個々の記事も全文ではなく短くカットされているということ。確か日経記者が発言してました。日経のサイトは記事が薄いなと思ってましたが、そこまでとは知らず・・・・

そこで本紙の記事が全部読め、記事検索も出来、日経BP系の雑誌記事、さらにテレビ東京の映像もあるほか便利機能テンコ盛りをうたう新サービスですが、日経本紙購読者が月1000円というのはわかるにしても、非購読者が4000円というのはほとんど禁止的な料金ではないでしょうか。これは間違いなく世界一高いオンライン新聞料金だからです。 Read more »

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米新聞業界10大ニュース

この時期の定番ですが、元をたどればなんと1824年創業、つまり社歴125年にわたって米新聞業界をウォッチングしてきたEditor & Publisher誌(月刊)から、10大ニュース、少し注釈を加えつつ紹介します。

まず10位は訳あって後回し。

9位は「ピュリッツアー賞がウェブに開かれた」ー今年初めて、ウェブだけの報道機関からのエントリーを受け付けたそうです。37サイトから65のエントリー。国内報道部門はセントピーターズバーグタイムズ紙(フロリダ州)に贈られましたが、その理由はオバマ大統領の公約進行具合をチェックし続けているObameterで知られるPolitiFact.comを通常のサイトとは別に運営しているからでした。サイトには<2009 Pulizer Prize Winner>と、堂々の表示です。また、選考委員会は2010年からウェブ報道機関を経ないオリジナル記事も受け付けるようにルールを変えたとのことで、ブログ記事からピュリッツアー賞!なんてこともあり得ることになりました。 Read more »

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そらのさん、ウェブ学会をUスト中継、一時3000人!が同時視聴 録画場所追記しました。

ダダ漏れ女子、そらのさん、連日の活躍ですが、本日は東大安田講堂から第一回ウェブ学会生中継。学会というと堅苦しいイメージしかないけど、この学会は異色。途中で何度も大笑いするほど面白かった!

私が見たのはセッション2:ウェブと政治だけですが、セッションのモデレーターが鈴木健氏、登壇者が選挙予測shuugi.inで有名な静大の佐藤哲也、哲学者の東浩紀、ツイッターでツダるという言葉を生んだ津田大介、ニコ動に詳しい濱野智史といった面々ですから結構な盛り上がりになったのです。

で、そらのさん、朝から延々と中継。単に壇上を写しっぱなしでなく、パワポでプレゼン中はスクリーンを、ディスカッション中は各発言者を丁寧に追っていました。で、第2セッションの同時視聴数は徐々に上がり、最後のあたりでは1705人を記録、ミラーで中継したニコ動では1220に達していました。合わせて約3千人というわけです。視聴者の出入りは相当にあったでしょうし、中継画面脇に流れたtwitterでは、同時視聴数が上がる過程で「画像が落ちた」という書き込みも相当にあったので、実際にアクセスした延べ人数は一体何人になったことでしょう。

ま、彼女は趣味でやってるわけではなく、所属する会社が立ち上げる新規事業の一環としてやっているようですが、一人でどこにでも出かける行動力は素晴らしいし、取材内容もユニーク。新聞・雑誌サイトの課金は難しくても、こういう生中継コンテンツへの課金は意外に容易かも知れないと思ったりーーー

追記:中継の録画がUストリームに残っています。第1セッション、ウェブとコラボレーションはここ第2セッション、ウェブと政治はここ基調講演はここ第3セッション、ウェブと科学はここです。

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マードックに続け?英国で新聞サイト有料化実験

試金石になるかも知れないのでメモ。

マードックはニューズコープ傘下の新聞を来年夏までに有料化する、としばらく前に吠えていましたが、イギリスの大手新聞グループJohnston Pressの3つの新聞がそのウェブサイトへのアクセスを11月30日から有料化しました。3か月に限っての実験のようで、料金設定は3か月5ポンドのみのようです。その3紙はNorthumberland GazetteWhitby GazetteSouthern Reporterです。

Johnstonは日刊紙が18紙、週刊紙は300紙を抱えていますが、この国でも新聞広告は大きく減っていて、インデペンデント紙の報道によればJohnston最近半年の広告収入は1年前のそれに比べて32.7%減だそうです。Johnstonのサイトでは、収入の73%が広告収入だとしていますから、相当こたえていることでしょう。

そこでサイト有料化の道を探るための実験に乗り出したわけですが、実験はもう一つあって、別の3紙では、サイトに記事の要約だけを載せ、詳しくは新聞を買って下さいという形式にして部数増を狙うとのことですが、今現在はそのような形には切り替わっていないようです。

なおJonstonでは319に及ぶサイトの月間ユーザーは800万だとしていますので、もし(あり得ないけれど)全員が3か月5ポンド払えば3か月で4千万ポンド、年間1億6千万ポンド、日本円だと228億円となります。

一方、Johnstonの昨年の売り上げは5億3千万ポンド、750億円程度で、このうちデジタル収入は2千万ポンド、30億円弱に止まっていますから、1割強のユーザーが払ってくれれば、ユーザー減によるサイト広告収入の目減りを見込んでもトントンという計算になりますが・・・・

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NPO報道機関連合が共同管理オフィス開設へ

このところ、インターネットで活動する米国の非営利独立報道組織について、ジャーナリズムの新たな胎動と見ていくつか取り上げてきましたが、そのNPO報道機関全体にかかわる動きがハーバード大学のNieman Journalism Labのサイトで報じられていたのでご紹介します。

その「非営利報道機関連合が資金獲得」という記事によると、米国内の20余りのNPO報道機関の集まりInvestigative News Network(INN)が、ジャーナリズム関係への資金提供で知られるナイト財団はじめ3財団からそれぞれ10万ドル以上獲得し、元ベンチャーキャピタリストから10万ドルを2年間という確約を取り付けたそうで、その他をあわせると優に50万ドルを超えたとINN関係者が明らかにしたとのことです。

このお金を何に使うかというと、多くは零細なNPO報道機関の統一的なバックオフィスの運営です。つまりサラリーの支給を含む経理、健康保険業務、名誉毀損責任保険、法的サービスなどを一括して行うことでINNメンバー各社の人件費、経費節減につなげるだけでなく、新規参入もしやすくする狙いがあるとのこと。運営費は規模によってワリ勘になるのでしょうが、その事務所を開設する初期費用や担当者の当座の賃金分は出来たわけで、これもまたNPO報道機関増殖の流れを加速する動きと見ることが出来るかも知れません。

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NPO報道機関Spot.Usが初のメジャーデビュー!

NPO報道機関なのに幹部の報酬が高すぎると話題になる反面、ニューヨークタイムズの日曜版付録タイムズマガジンのカバーストーリーを飾るなど、あちこちのマスコミに掲載されて存在感を徐々に高めているProPublica。テキサス州の政治報道に注力するとし、本拠地ヒューストンに近いFort Hood基地の銃乱射事件に目もくれないでかえって評判を上げたというTexas Tribune。このところNPO報道機関の動きが米国内で注目されていますが、今度はこれまでちょっとパッとしなかったSpot. Usの記事が初めてニューヨークタイムズに載りました。その経緯がちょっと面白いのです。

Spot. Usのコンセプトは他のNPO報道機関とは変わっていて、プロ(セミプロ級も?)のフリーランスジャーナリストが自分の取材したいテーマを提案し、市民から取材費を寄付(少ない人なら5ドル。20ドル前後が多い)して貰うというものです。Community FundingとかCrowd Fundingなどと呼ばれます。希望する取材額に達すれば取材し、Spot. Usのサイトに掲載します。Community Funded Reportingと言うようです。 Read more »

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Texas Tribuneは非営利でも待遇は破格

10月9日のエントリーで、調査報道専門サイトとして注目されるProPublicaの編集主幹Paul Steiger氏の年棒が57万ドルということに、草の根ジャーナリズムの提唱者ともいうべきダン・ギルモア氏が<NPO報道機関なのにとんでもない話だ>と噛み付いた話をご紹介しましたが、3日にスタートしたばかりのTexas Tribune(TRIB)も、なかなかの好待遇のようです。

これはProPublicaのように米国税庁への提出資料から明らかになったものでなく、TRIBの本拠地オースチンのAustin ChronicleがTRIBを論評する記事の中で書いたものですが、CEOで編集主幹のEvan Smith氏が31万5千ドル、編集長が16万5千ドル、テクノロジーディレクターが12万ドルなどで、記者では以前在籍した新聞社でピュリッツアー賞企画に2回関わったというThevenot氏が9万ドルということです。

以前、書きましたが米国の新聞記者のサラリーは意外と低く、とくにローカル紙ではそうですから、この待遇はローカルでかつNPO報道機関のものとしてはかなり破格に見えます。いくつかのNPO報道機関はすでに資金難で消えていますが、TRIBの場合はスタッフ16人に対し、すでに360万ドルを集めているので、少なくとも2年は大丈夫とのことですが・・・・

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NPO報道機関Texas Tribuneが予定通りスタート

1月ほど前のエントリーでご紹介した米テキサス州オースチンをベースにする主として州内政治をカバーするThe Texas Tribuneが今月3日のヒューストン市長選当日を期して始まりましたので、中味をメモしておきます。

なにせ記者は編集長を除くと14人しかいないようなので、既存メディアに負けない記事レベルを保つのは難しいところですが、彼らはネットの機能を生かしたサイト構成にこだわっているようです。

例えばTopicsのページ。州内で話題になっている様々な問題、テーマを挙げて、それに関わる記事や関係箇所へのリンクを張っています。ここでちょっと調べれば大概のことは分かるしかけ。これはニューヨークタイムズのTimes Topicsなど大手紙が試みている企画に倣ったものでしょう。

このほか他のメディアで報じられた最新の重要ニュースをリアルタイムで更新するTribWire(フロントページ右側)や、はやりのミニブログTwitterを利用しているテキサス州の政治家の発言も全部リアルタイムで集めているTweetWireもあります。これなどは政治にこだわるTrib(略称はそういうみたいです)らしい内容です。 Read more »

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