30年後のヒット曲の作り方

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久しぶりにフラッシュで作られたピカピカで手の込んだサイトを楽しみました。NHKが総合テレビでシリーズで始めた「NEXT WORLD 私たちの未来」の特設サイトです。

なぜ、そこへ行ったかというと3日放映の第1回「未来はどこまで予測できるのか」がとても興味深くて、とりわけ、音楽ヒット予測サイトを使って成功した歌手として紹介されたHeidi Merrillさんのケースに興味を持ったことがきっかけ。検索をする中でNHKの特設サイトに辿り着いたのです。

この第1回の番組紹介ページの最下段にある予告動画のその下にさり気なく置いてある「NEXT WORLD」のボタンが特設ページヘの最初の入り口でした。そこを押して見ると、なにか近未来的な雰囲気の画面に移る。

でも、これは序の口で、その画面の題字下に昨日まではこう書いてあるボタンがありました。「SYMPHONYというVR 技術が進化した2045年 あなたのアバターがNEXT WORLD LIVEに参加します」。今日はなぜかこのボタンが消えているが上部の「SYMPHONY」というタグを押せば、この特設ページのウリと思われるSYMPHONYのページに飛ぶ。いよいよ特設ページです。

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そしてこういうキャプションが。「SYMPHONY」は、気鋭のクリエイティブ集団・ライゾマティクスが開発したA.I.(人工知能)です。あなたの好みを学習して、最適なスタイリングやリミックスを提案します。

 

 

これから、あとは、参加者の年齢や男性的か女性的かなどを聞いた上で、これまた派手なアバターがデザインされ、そのアバター向けに音源を組み合わせた短いリミックスフレーズがランダムに流れ、その好みを聞いてくる仕掛け。

その上で「未来に残したいフレーズ」を次々に選択するよう求められます。そしてアバターがより多く選択したフレーズが残され、評価されなかったフレーズは淘汰され、その集大成として複雑な曲を、いわばアバターの集合知というか集合感性の結果として作曲されるということのようです。

そして、その途中経過としての曲は次回の特集番組放送時に反映されるよし。ちなみに、音楽感性ゼロの当方、4つづつ提示されるフレーズの微妙な違いが分からずに適当に選択したので、リミックスのレベルを下げたに違いありません。

2045年、つまり30年後のヒット曲はこうして作られるだろうというのが、今回のNHKスペシャルの番組スタッフの見方なのでしょう。音楽に関心のある方は、是非、お試しを。

さて、冒頭に紹介した女性歌手Heidi Merrillさんが売れるもとになったのはMusic X-ray社が作ったサイトでした。これについてはNHKの特設サイトで説明しています。こうです。

ーーーサイトに搭載した人工知能には、クラシックからジャズ、ロックまで古今東西およそ300万曲のデータを読み込ませて、学習させている。この人工知能は、その過去のデータを 基に、新曲のヒットの確率を自動的に予測する。ミュージシャンが自分の作品をアップロードすると、人工知能はその音楽をメロディ、ビートなど70の要素に 分解し、分類するーーーー

NHK特設サイトの人工知能SYMPHONY。古今東西300万曲に対抗して、現代人の”集合感性”で、どこまで太刀打ち出来るのでしょうか。とりあえずは、リミックスした曲が、今後の番組でどう成長するのかを楽しみに。

 

 

 

 

 

 

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