HuluのビデオCMはYouTubeの3倍以上。実際に観てみると

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comScoreが最近発表した9月のオンラインビデオランキングによると、相変わらずYouTubeを擁するGoogleサイトがユニークユーザー数,視聴回数、一人当たり視聴時間でも圧勝していますが、ユニークユーザー数で約6分の1に過ぎないHuluで流れたビデオCMの数はGoogleサイトの3,3倍に達したということに興味をひかれました。動画サイトでのビデオCMはストリーミング方式でスキップできません。テレビと同じですね。そこでHuluがYouTubeに3倍以上も勝っているということは、経営的にも優っているということになるのではないでしょうか。

HuluはNBCテレビのNBCユニバーサルとFoxテレビを傘下に擁するNewsコープが共同で2007年3月に、YouTubeキラーとして立ち上げた無料動画サイトです。YouTubeがCGM、つまりアマチュア投稿作品を主体とするのに対し、Huluはテレビ番組、劇場映画などプロが製作した作品のみを提供します。無料なのは作品の放映中にビデオCMを流すからです。民放テレビと同じ仕組みですが、実際はどうなのか。

例えば、日本でも人気の「Desperate Housewives」の場合。ABCテレビで先月末からシーズン7が始まり、10月17日に放映されたばかりのエピソード4がもうアップされていますが、そこではまず最初に15秒程度のCMがあり、本編の途中に5回のCMタイムがあります。その時間は15秒ないし30秒が多く、50秒が1回ありました。しかしトータルでも2分ほど。テレビだと一回で2分以上ですから、大幅に短いですね。これは映画の場合でも同じようなもので、あのマーロン・ブランドの「ラスト・タンゴ・イン・パリ」の本編は1時間50分ですが、CMは30秒が8回(計4分)で、まったくストレスは感じません。つまり個々の番組がYouTubeより時間的に圧倒的に長い特徴を生かし、効果的にCMを埋め込めるところがYouTubeを数で圧倒している理由でしょうか。

プロが製作した作品ばかりですから、YouTubeと違って著作権の関係で世界展開が出来ず、本来は米国内でしか視聴できないHuluですが、実は便利なソフトがあります。シリコンバレーで2005年創業というAnchorFreeという会社が提供するHotspot Shieldです。会社案内では<Our mission is to drive universal online privacy and security for every user globally.>と述べていて、プライバシー、セキュリティ確保のためにVPN(Virtual Private Network)を構築しているようです。ですから、このアプリケーションソフトを使うと、ユーザーはこのVPNに入るので、あたかも米国在住のようになる仕掛けのようです。

怪しい!と感じる方もいるかもしれませんが、この会社のアドバイザリーボードにはかのエスター・ダイソンやMCIの会長を務めたバート・ロバーツなどの超有名人が名を連ねていますので、そう心配しなくてもいいかも。

しかし、いかに米国と日本のテレビ局事情が異なるといっても、このHuluサイトにあるテレビ番組の豊富さには圧倒されます。そしてHuluが9月1か月で8億本もビデオCMを流し、視聴されたというのも凄い。ネットビジネスの成熟を感じます。なにかやっぱり日本のネットは1周遅れのような・・・

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1 Comment so far

  1. [...] 昨年10月19日の記事で紹介したことですが、実はHuluはじめ米国の動画サイトを合法的に観る方法があるのです。たまに覗くこともあるのですが、乏しい英語力では楽しむまではいきませ [...]

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