Vanity Fair 100:The New Establishment 2010  世界で最もパワフルな存在はFaceBook創業者

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部数100万部以上を誇る米国の軟らか目の総合月刊誌ヴァニティ・フェア最新号で名物企画が発表され、ネットにも載っています。世界で最もパワフルな100人のリストということで興味津々ですが、どうも日本語メディアではどこも報じていないようなので、ITやメディア関連を軸に、フォーブス誌の名物企画、世界の長者番付も参照しつつ、つまみ食い的にご紹介しましょう。

今年の1位はFaceBookの創業者マーク・ザッカーバーグでした。利用者の急拡大に伴い、昨年の23位から急躍進です。今年春のフォーブス誌世界の長者番付では212位の40億ドルと、同24位で各々175億ドルのラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリンのグーグルコンビには及びませんが、時代は検索からSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)に向かっていることを示しているのかもしれません。でも、エリック・シュミットを加えたグーグル3人組は昨年の5位から3位にアップしていて、まだまだ衰える兆しはありません。

で、その間の2位はiPhoneに続きiPadとヒットを連発するアップルのスティーブ・ジョブスが入りました。金銀銅とネット関係が独占したわけです。ジョブスの資産は55億ドルと意外に少なく136位です。その後の4位にはニューズコープのルパート・マードックが入りました。買収したウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の有料サイトも堅調で既存メディアの王者というわけです。5位はアマゾンのジェフ・ベゾス。フォーブス番付では43位の123億ドル。117位63億ドルのマードックを資産では大きく上回っています。

その資産では世界7位で欧州1の金持ちと言われるベルナルド・アルノーが6位にランクイン。ルイビトンなど高級品で知られるLVMHの総帥で、資産は275億ドル。ちなみに米国1の金持ちのビル・ゲイツは530億ドルですが、マイクロソフト(MS)の経営から身を引いたことから100人のリストから外れています。いまMSのトップであるスティーブ・バルマーはランクインしていますが、ネット業界でのMSの存在感が薄れつつあるせいか昨年の17位から57位に急降下しています。なお、資産では世界一とされるメキシコの大富豪カルロス・スリムですが、昨年来のニューヨーク・タイムズへの資金援助で注目されていきなり31位に入りました。

ベスト10の残りですが、7位は通信社ブルームバーグの創業者でニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ、8位はオラクルのラリー・エリソンでした。資産はそれぞれ180億ドル(23位)、280億ドル(6位)です。エリソンは1億ドル以上をヨット・アメリカズカップに出してアメリカが優勝したことを好感してのことのようです。9位はTwitter考案者のエバン・ウィリアムズが昨年の25位から急浮上。10位はケーブルテレビ業界の大立者ジョン・マローンでした。

11位以下は駆け足で。目につくのはテレビ番組のホストたち。コメディ・セントラルから放映の風刺ニュース番組「ザ・デイリーショー」のジョン・スチュアートが29位、トークショー「オプラ・ウィンフリー・ショー」のオプラ・ウィンフリーが34位、自身の名を冠したインタビュー番組をもつチャーリー・ローズが62位という具合。米国で最も有力なテレビ局CBSの社長兼CEOレスリー・ムーンバス、米国4位ながら勢いのあるメディア企業バイアコムの社長兼CEOフィリップ・ドーマンがそれぞれ64位、67位ですから、業界の大物より有名番組ホストの方に影響力があるという見立てです。ちなみにオプラ・ウィンフリーのTwitterのフォロワーは417万人!だそうです。

新聞メディアではニューヨーク・タイムズの編集主幹ビル・ケラーとウォール・ストリート・ジャーナル編集局長ロバート・トムソンが仲良く26位、27位に並んでいます。一方、ネットメディアでは躍進中のハフィントンポストの創業者アリアナ・ハフィントンが昨年の82位から42位となり、ワシントン政治に特化したポリティコのエース記者マイク・アレンが53位に初ランクイン。もっともポリティコは昨年、創業メンバーの3人で84位に入っていましたが。

なお、日本関係ではソニーのハワード・ストリンガーが少し順位を下げた59位、ユニクロの柳井正が73位で初ランクインを果たしています。柳井氏の資産は世界89位の76億ドルですが、お金のことより世界展開が評価されているようです。

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