知事予備選でネットに3億円投じたメグ・ホィットマン前eBay CEO
国会は結局延長なしで16日閉幕で、参院選に突入することになりますが、選挙でのインターネット利用解禁に向けての公選法改正が出来ず、またも見送りが確定しました。これだけインターネットが日常生活に定着した時代にバカバカしい話です。
カリフォルニア州知事選の共和党予備選に勝利したメグ・ホィットマン女史のサイトを覗いてみました。オークションサイトeBayのCEOを10年近く勤め大きく躍進させ、Fortune富豪ランキング2010によれば資産13億ドル(約1200億円)で世界773位の金持ち母さん(ちなみに資産10億ドル以上の金持ち母さんは世界で70人だそうです)が、なぜ好き好んで財政難に苦しむカリフォルニア州の知事を目指すのか、しかも予備選だけで私財7100万ドル(約65億円)も投じたのはなぜかと興味をそそられてのことです。
ホィットマン女史の選挙サイトは、1990年代半ばから選挙戦にインターネットを活用してきた米国のことですからさすがに洗練されています。常にビデオクルーと前のホワイトハウスカメラマンが同行して撮りまくっているだけのことはあって、ビデオも写真もレベルが高い。経歴も文章でなくビデオです。子供の頃の写真から始まって、eBayでの成功、円満な家庭、選挙への取り組みまでなかなか見せます。勿論、公約も分り易く表示されます。
まあ、ここまで作り込むには相当なカネがかかっているだろうなと思ってちょっと調べてみました。カリフォルニア州当局に提出されたという5月22日までの支出記録では、このインターネット関連費用はなんと299万4千ドルに達していて、6月8日の予備選当日までの費用を考えれば3億円以上に達していると思われます。インターネットには、それだけのコストをかけるだけの意味がある時代になったということでしょう。英語力不足で、こんな難しい知事の仕事を目指して立ち上がったホィットマン女史の真意はイマイチ不明のままですが、インターネット選挙を解禁しない日本の政治の後進性は再確認出来ました。
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