飛行船インターネットって懐かしい

かって郵政省もかなり本気で取り組んでいた記憶がありますが、最近はとんと記事になることもなく、根絶やしになったかと思ってました。高速ネット接続が普及して、もう飛行船を使ったインターネット接続なんて経済的にもペイしないだろうし、かってのコンセプトでは1メガbps程度ってことだったし・・・・(それでも、当時はとんでもなく高速感があった)

ところが、2002年頃に「成層圏飛行船」を使った1Mbpsインターネット接続を月29ドルで、と当時としては格安な「無線ISP」を構想してちょっとだけ話題になったSanswire Technologies、その後のネットインフラ環境の激変にもかかわらず生き残っていて、な~~んとOTC Bulletin Boardという店頭市場にさる7日に株式上場を果たしたのです。それを伝える同社のプレスリリースはこちら、(名称はSanswire Corp.に変更、シンボルはSNSR)、株価データはこちら(コード名SNSRと入力してください。なぜか日本語で表示されます)。

で、同社のTechnical White Paperを読むと、どうやら飛行船の目的を軍事的あるいは科学的な調査目的にシフトしたようで、個人向けインターネットはチャラになったようです。有人の早期警戒管制機AWACs、レーダーやビデオカメラなどを備えた無人偵察機のPredatorなどと比較して、人間を危険に晒さないし、コスト的にずっと安いなどと主張して、これから世界的に普及するだろうと述べています。

では、肝心な船体そのものが完成してるのかどうかなのですが、どうもそのへんが曖昧。素材、航空工学、推進エネルギーという3つの進化で、ある分野では飛行機以上の機能が発揮できる飛行船が出来るようになった、と言っていて、その飛行ビデオを公開していますが、「売れた」という話はありません。ま、売れたら、1株12セント(8月10日)という安値に喘いでいるわけもありませんが。

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