産経新聞がWeb面を新設ー今頃何で?(追記:ニコニコ生放送がテレビ欄に!)

このエントリーをはてなブックマークに追加

マイミクさんの日記で知って早速、コンビニで朝刊入手。毎週木曜日に1ページとのこと。読んでみる。なんだこのdeja vuは!そう、今をさる13年前、私が当初から関わった某紙マルチメディア面(以下、マル面)とコンセプトも体裁も基本的にな~~んにも変わらないのです。

そのマル面はもう5年も前に終了しました。おおげさに言えば歴史的使命を終えたからだと理解しています。その当時でインターネットはとっくに日常になり、あらゆる分野に深く関わる時代になっていたので、とりたてて独立面を持つ必然性を失ったからだと思います。例えば、これから紙面に度々取り上げられるであろう「選挙とインターネット」というテーマで考えれば、かっては、ほとんどの政治部記者はネットに疎かったのでマル面でネットに通じる記者が取り上げざるを得なかったのです。でも、いまどき、政治部記者だからといってネット絡みの記事は書けないと言ったら、政治部を追い出されるでしょう。だから、選挙とインターネットの記事は政治面に出て当たり前だし、それでなければならないのです。

にも関わらず、なんで今頃、web面??? 津田大介氏による記者会見のTwitter実況中継 (この種の中継を津田氏にちなみTsudaると言う)によると、この場に登場した、かってロシア報道で鳴らし、今は産経常務の斉藤勉氏は「今までウェブのニュースは断片的に出ていた。しかし、まるまる一面潰してネットのニュースを掲載するのは日本の新聞では初であろうと思う」という事実誤認と時代錯誤としか私には思えない意気込みを示します。某紙だけでなく、そのライバルA紙も期間は短いけど独立面を持っていたことはご存知ないようです。

ま、それほど斉藤さんはWebに疎い人で、それが紙の新聞でやる理由なのかなとも思えます。上記の実況によると、事実、こんな発言もしてるようです。「私は団塊の世代で一言でいえばネット音痴。努力してもネットは本質的には理解できてない」とメディア企業の最高幹部としてどうかなと思わせる発言に続き「私と同じようにネット情報は敷居が高いと思っている人たちのために、ナビゲーターになることを目指すと説明しています。でも、同時に「ネットのヘビーユーザーに『我々の知らないこんなネットニュースがあるのか!』というようなことを実現していきたい」という真逆な意欲も示していて混乱してしまいます。で、ますます「何で今頃?」のナゾは深まるばかりでしたが———-

web面は12ページ目にあるのですが、その下、1ページの3分の1の大きな広告スペース(昔風に言うと5段通し。昔の新聞は1ページ15段組みだった)は、斉藤氏のバスト写真とともに「わからない人のための、Web面」「わかりたい人のための、Web面」というキャッチコピーがあるなかなかユニークなつくりになっているのですが、その右上隅に小さく「企画制作・産経新聞営業局」とあるのを発見してひらめいたというか、得心しました。

あらためて、最初から新聞をめくっていくと、6面に斉藤氏の顔写真とともに「どうしてミクシィは、そんなに人気があるんですか」という問いかけにmixiの笠原真社長が「そこにSNSの楽しさがあるからです」と答える5段通しの企画広告があります。同様に8面にはMSN産経ニュースのパートナーであるマイクロソフト側のプロデューサー、9面にamebaブログを運営するサイバーエージェントの藤田晋社長がそれぞれ5段通し広告で登場し、最終26面にはiモード生みの親でいまはニコニコ動画を運営するドワンゴ取締役の夏野剛氏が3段通しで登場しています。つまり、Web面の自社広告以外に18段もインターネット関連企業の広告を集めているわけですね。これ以上は言わずもがなでしょう。私の勝手な思い込み、妄想かも知れないけれど。

追記:うっかりしてましたが、夏野さんとこのニコニコ動画が先日から始めたニコニコ生放送の主催者放送ともいうべき「夏だ!祭りだ!コメントだ!12時間ぶっ通し生放送」のタイムテーブルが産経新聞最終面のテレビ欄のど真ん中、TBSとフジテレビの間にピンク刷りでドッカ~ンと鎮座しておりました。

早速、のぞいて見ましたが「定員オーバー」で見られず。「生放送を見たい人はこちら→プレミアム会員(有料)」という表示が出ました。そのままプレミアム会員になった人も大分いるんでしょうね。ドワンゴは産経に相当の広告料金を払ってるのでしょうが、取締役の西村博之氏がWeb面にチャッカリ「WEB人」として写真入りで紹介されていたりして、しっかり元を取ってる感じです。まったく商売うまいっす。一方、新聞がテレビ欄ジャックまで許して、商売の片棒担ぎしていいのかみたいに思うのは古い感覚なんでしょうねえ。新聞広告ってもともとそういうもんだし・・・・・・・・・

Trackback URL

No Comment

No comments yet

Leave a reply