藤原紀香が国立公文書館サイトに登場!(訂正、追記あり)

昨日夕、全く偶然に公文書館の分館アジア歴史資料センターのサイトに行き着き、トップ画面に紀香嬢を発見。<ようこそ、「アジ歴」の時間旅行へ! 紀香の「アジ歴」スペシャルコーナー>とあるフラッシュ画面に赤、青、黄色の衣装でにっこり。で「公的なサイトになんでまた?」と興味をそそられてenterボタンを押して見ました。

すると、中にはこのスペシャルコーナーを説明するオープニングムービーのほか、彼女がおしゃべりでナビゲートしてくれる昭和初期の国民生活杉原千畝と「命のビザ」人々の夢とロマン~飛行船から南極探検まで~など、いずれもそそられる6項目についての動画があり(動画を見るにはソフトのダウンロードが必要)、さらに生活・文化、政治・経済、外交・軍事に分類された20項目について公文書を元にした説明ページが現れ、そこかしこに彼女の写真がちりばめてあります。紀香ファンにはうれしいでしょうが、なんでまた? さっそく日経テレコン21で日本の新聞全紙を検索してみましたが、これを報じる新聞記事は1件もなし!

で、明けて今日8日午前に早速、アジ歴に電話取材。「いつからこのスペシャルコーナー始めたんですか」「6日午後です」「え~~」。なんというタイミングでしょう!オープン後わずか1日後にたまたま遭遇したわけです。それまでアジ歴のサイトには一度も訪問したことがなかったのに! これは紀香嬢のオーラかしらん。

で、いろいろ質問。「なぜ彼女なんですか?」「随分検討した結果、公的な活動をしているイメージがあり、かつ世間的に見て幅広い年齢層に受けいれらると判断しました」「なにか、きっかけとか節目にあるのですか?」「いえ、特にそういうことはありません。より多くの方にみてもらいたいということでお願いしました」「じゃあマスコミ向けのパブリシティはなさったんですか?」「いえ、報道発表のようなことはやってません」「はあ~」「でも、これから駅や公共の場にポスターを貼る予定です」とのことです。マスコミに流した方が話題になると思いますが。それにポスター、すぐ無くなるかも。

税金を使う公的機関でもありますからギャラのことも気になってしつこくお尋ねしましたが、「私からは答えられません。ご理解を頂いて協力して頂いたということです」の一点張り。どうしてもなら「来春にでも情報公開法に基づく開示請求で」とのことでありました。

ということもあって、ついでにアジ歴のサイト内をいろいろ見たのですが、これが予想外に面白いのです。貴重な歴史資料を単純にパソコン上で提供するだけでなく、インターネット特別展と題して「公文書に見る日米交渉」とか「公文書に見る岩倉使節団」「日露戦争特別展」などの特集があり、そのなかで目を引いた「『写真週報』にみる昭和の世相」をのぞくとこれが凄い。(追記:資料をみるために専用ソフトのダウンロードが必要です)

「写真週報」というのは日中戦争がはじまってすぐの昭和13年2月に創刊された写真中心の週刊誌ですが、発行元が「内閣情報局」ですから、中身は戦意高揚を狙ったものばかり。その創刊号には「見よ試練の日本 銃後の力」「国家の興隆は国民思想の健全にある」「燦たり日本精神」「街に流れる愛国行進曲」などと勇ましく、「世界は動いている」という見出しとともにヒトラーやムッソリーニの軍服姿も登場します。最終面は「富国徴兵」と大書してあって何のことかと思えば、これは富国生命の前身である富国徴兵生命の広告なんですね。「子供の保険は 徴兵保険 出世保険」とあって、時代を感じさせます。

一冊24ページ(多分)に溢れる写真から太平洋戦争につながる当時の政府の空気が、適切な表現ではないかもしれませんが生き生きとと伝わってきます。これが351冊も電子化されていて、だれでも無料で見られるのです。いや素晴らしい。残念なことにマスコミ対応がなくてまだ話題になっていませんが、これから張り出される街角ポスターで評判になることを祈りましょう。ま、こういうのはグーグルブックスに率先、取り入れてもらって広く見られることも期待したいものです。

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2 Comments so far

  1. 徳田一彦 on 10月 3rd, 2009

    藤原紀香さん姿がポスターになり、地下鉄に掲示されていた。「どこ企業の宣伝か!」と眼を凝らすと、公文書館で、アジア歴史資料センターの発信。世界最大級のディタルアカイブスの内容。普通の広告でしたら、眼を留めることもなかったが、藤原紀子さんのスマイルと赤いドレスに眼が行く。近頃では珍しいPRポスターで、清清しい感じでした。「国立公文書館」とか「アジア歴史センター」と言えば、一般になじみなく、眼を向けることもないが、戦後64年、20世紀から21世紀へ時代が移る中で、膨大な過去の歴史を如何に保管し、活用するかは、研究者のみならず、日本人にとり、青年にとり、時代に戦争の禍根を残さないためにも大事な仕事とです。
     アフリカ等で、飢餓や貧困に悩む子どもたちの為に、活躍する兵庫県出身の藤原さんとアジア資料センターの今後の活動に,一枚のポスターを通して、大きな希望を見ました。日々、月々、広告が巷に氾濫していますが、確かな時代を開く、人間の営みの中で、「悲惨な、また慟哭の世紀に二度と帰らないためにも、アジアの国々に戦火を通し過去の軍国主義の台頭を許してはならない」との思いで、アジア資料センターに期待する一人です。神戸ユネスコ協会 副会長 徳田一彦

  2. 徳田一彦 on 11月 17th, 2009

    文中のアジア資料センターの箇所は、アジア歴史資料センターが正式の名称です。公文書館の大事な歴史資料を保管閲覧できますし,WEBサイトで、内容の一部が確認できます。徳田

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