女性記者救出にネットを使った民間の動きが続々(追記あり)
北朝鮮に拘束され、重労働12年の判決を受けたローラ・リンさん、ユナ・リーさんのことが気になって、ネットで調べるうち、民間レベルで動きが出ていることを知りました。
まず、SNSサイトのFaceBookに<Free Laura Ling and Euna Lee>というページが立ち上がっていました。

投稿の記録からすると今月2日の開設のようです。日を追って投稿の数が増えていて、WALLという掲示板には励ましの言葉をはじめ、北朝鮮をめぐる報道、二人の家族がテレビに出演するお知らせ、二人の無事を祈る集会のお知らせとか、様々な情報が集まっています。また、登録したファンは3000人弱に達しています。
で、ここのNoteのページには、12日付けで開設者のお願いがあります。それは嘆願専門のサイトに行って、ネット上で二人を釈放する嘆願書にサインして欲しいとあります。これはローラさんの姉で同じくジャーナリストのリサさんはじめ二人の家族、友人が5月30日から始め、5万人を目標にしていて、それを超えたら国連に提出するのだとか。嘆願書の趣旨には「二人を人道的な見地から釈放するよう北朝鮮政府に要求する。二人は妻であり、母であり、娘であり、妹であり、家族や友人みなが悲しんでいる」とありました。
「ありました」と過去形で書いたのは、今はもう見られないからです。実は昨16日夕の段階で5万5千人弱に達していて目標をクリアしていました。で、おそらくはこの5万人以上のネット署名をなんらかの形で国連に届ける準備をしているのでしょう。昨日までは5万人以上の署名者全員の名前がネットに残されていて、各人の国名もあったのですが、それはもうありとあらゆる国の人が署名していて世界的な関心の高さを示していました。国連がどうこの署名簿を扱うのか、いずれFaceBookのページで明かされるでしょう。
FaceBookには<Detained In North Korea:Journalist Laura Ling and Euna Lee,please heip>という2万1600人も参加する巨大なグローバルコミュニティグループも結成されているほか、いくつも類似のコミュニティが存在しているようです。ちなみにmixiでコミュを検索して見るとローラの姉の知り合いという日本人女性が始めた<ローラとユナを北朝鮮から救う!>がありましたが、参加者は15人でした。
ユナが2001年に卒業したサンフランシスコのAcademy of Art Universityも二人の即時釈放を求める嘆願書の署名サイトをFaceBookに12日から立ち上げていて、その数は2800を越えたところです。
Twitterでも動きがあります。LiberateLauraというページでは二人に関わる報道などが次々アップされています。この創設者は、ロサンゼルス在住のフリーランス記者で、このページを登録して最新情報を常時追いかけているフォロワーは6000人以上に達しています。
こうした思いが、残酷にも重労働12年という判決を下した北朝鮮にそう簡単に届くとは思えません。16日にも、二人には北朝鮮の社会主義体制を貶める政治的な意図があったとする朝鮮中央通信の記事が配信されており、姿勢はあくまで硬い。一方のアメリカ政府は、核やミサイルで暴走中の北朝鮮に妥協は極めてしにくい。辛い状況です。しかし、世界中の人が二人に関心を持ち続けることがネットを通して可能になっているのは、少なくとも何もない時代よりはマシだと考えるしかないでしょう。北朝鮮当局もきっと緻密にこれらの動きをウォッチしているでしょうから。それになにより、これまで数回実現した2人とピョンヤン駐在のスウェーデン大使との会見がまたあるなら、大使からこうした動きが伝えられることで、2人に大きな励みを与えることにもなるでしょうね。We are not aloneだと。
(6月18日追記)今、嘆願専門サイト(Care2petitionsite)を覗いたら二人の釈放を望むpetition項目は消えていますが、Free Laura Ling and Euna LeeのNoteのページにある署名簿への直リンクをクリックして当該ページに飛ぶと<The petition is closed>となっているものの、まだ署名も可能ですし、5万人以上の名簿を閲覧することも可能でした。興味のある方はどうぞ。
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