Archive for 6月, 2009

宅配よりウェブ利用が高額な新聞社を大物がボロクソ批判!

批判されたのは今月12日のエントリーで紹介したロードアイランド州のNewport Daily News。そうです、紙の新聞を宅配で契約すれば1年145ドル、これに加えて同紙のサイトにアクセスしたければ100ドル加算の245ドル。で、宅配なしサイトにアクセスだけの場合は345ドルという逆転の発想にもとづく料金体系を取ると宣言した新聞社です。エントリー当時は実験中で無料でサイトが見られましたが、現在は「サイトを見るなら契約せよ」というお知らせが出るので、実際にこの料金体系をスタートさせたことが分かります。

そこで、このやり方を正面から批判したのが、今年1月までwashingtonpost.comの編集主幹(executive editor)だったJim Brady氏です。Brady氏はまだ40そこそこですが、大変なやり手。4年余り前に30代で編集主幹に就任し、すぐにwashingtonpost.comを全米有数のサイトに育て上げたことで知られます。その一端は昨年9月1日付けのエントリーで紹介しましたのでご興味のある方はご覧下さい。彼は1996年の同紙のサイト立ち上げチームに加わって以来、ずっと紙とウェブの問題に関わってきた経験から、思い切った批判をしているのでご紹介します。なお、今は英国のメディア大手Guardianの米国事業展開に関わるアドバイザーだそうです。 Read more »

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イラン騒擾にあのロビン・スローン登場(追記あり)(さらに追記)

もう大分、あちこちで伝えられていて、今朝のマスコミでさえ言及していることですが、大統領選後のイランの混迷を伝える情報が、規制を強く受けているマスコミでなく個人からネット発で続々、発信されているという話。やはり歴史的なことですから、私なりに気がついたことをメモ代わりに記録しておきます。

まず今日のマスコミ記事。新聞の見出しとは異なりますが<イラン改革派、ネットで世界へ情報発信>というのが読売。トゥイッターの活用や狙撃されたと見られる少女「ネダ」の衝撃映像がユーチューブなどで世界に伝えられたとしています。さらに、「改革派の発信を後押しするため、グーグルがペルシャ語翻訳サービスを開始したことなども紹介しました。また毎日は一面のコラム「余禄」でトゥイッターを取り上げ、トゥイッターが小鳥のさえずりの意だと紹介したあと「権威の高みからの声や、権力の脅しより、小鳥のさえずりのネットワークが世界を変えることもある」と書きました。当たり前のようでいて、日本の新聞は大事件の際に、それに関連するネット絡みの動きを伝えることはめったになかったと思いますので、新たな動きとしてあえて記しておきます。

で、メモとして残しておきたい第2のことは、あの「EPIC2014」をマット・トンプソン(Matt Thompson)とともに制作したロビン・スローン(Robin Sloan)が、ネットに溢れかえるイラン情報を整理する<Super-filtered #IranElection info for the easily overwhelmed>というサイトを作ったことです。 Read more »

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女性記者救出にネットを使った民間の動きが続々(追記あり)

北朝鮮に拘束され、重労働12年の判決を受けたローラ・リンさん、ユナ・リーさんのことが気になって、ネットで調べるうち、民間レベルで動きが出ていることを知りました。

まず、SNSサイトのFaceBookに<Free Laura Ling and Euna Lee>というページが立ち上がっていました。

投稿の記録からすると今月2日の開設のようです。日を追って投稿の数が増えていて、WALLという掲示板には励ましの言葉をはじめ、北朝鮮をめぐる報道、二人の家族がテレビに出演するお知らせ、二人の無事を祈る集会のお知らせとか、様々な情報が集まっています。また、登録したファンは3000人弱に達しています。 Read more »

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宅配よりネットアクセス料金が高い!新聞社登場

アメリカ東海岸、ロードアイランド州のNewport Daily Newsのことです。同紙のサイトの題字下に<America’s First Resort>とあるように、ニューポートは古くからリゾート地として知られた海辺の町です。位置的にはニューヨークから車で北上して3時間程度の所。人口はニューポート郡全体で8万人余り。部数は1万2000です。

そのローカル小新聞社が新聞生き残りのために思いついたのが、世間では無料が当たり前のニュースサイトへのアクセスが、宅配される紙の新聞より高くつくという逆転の発想。具体的に言うと宅配は1年契約で145ドルと格安。この新聞契約者が同紙のニュースサイトにアクセスする契約を結ぶ<COMBO RATE>だと別に年100ドルが要求され、計245ドル。まあ、ここまでは分かります。その次が思い切った手口なんです。つまり宅配契約してないひとがサイトにアクセスするのはなんと年345ドル必要になります。 Read more »

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クレイグスリストの都市伝説

クラシファイド広告、いわゆる3行広告専門の巨大サイト、クレイグスリストの収入が1億ドル(100億円弱)に達する模様だと米国のウェブコンサルタント会社が発表しました。昨年に比べて23%の伸びだそうです。この23%プラスという数字は、先にアメリカ新聞協会が発表した今年第一4半期の新聞広告収入の対前年同期比でマイナス28%という数字と好対照で、なんだかクレイグスの伸びた分だけ新聞が減ったのかという感じがしないでもないですね。

しかし、それは全くの間違いなのは明らかです。米国の新聞広告は減り続けているとはいえ、昨年はまだ380億ドルと巨額です。クレイグスの400倍は優にあった。クレイグスが今年23%増といっても年間たった23億円の収入増に過ぎない。一方で新聞広告の減少額は今年7~8千億円にも達しそうとされています。クレイグスが新聞広告費の減少分をごっそり手にするわけじゃない。 Read more »

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米・女性ジャーナリストに強制労働12年!!!

いやはや、恐れていた通りの展開ですね。北朝鮮に拘束されていたオンライン/ケーブルニュース局のCurrentTV所属のローラ・リン(Loura Ling)さん、ユナ・リー(Euna Lee)さんに、中央裁判所が「朝鮮民族敵対罪」と「不法国境出入罪」で12年の「労働教化刑」の判決を下したそうです。完全に二人はアメリカ政府との取引材料になっちゃいました。

かって女性ジャーナリストと同じように川を渡って拘束された米国市民の釈放のためにクリントン政権特使として訪朝、釈放に成功して以来、米国政治家きっての北朝鮮通とされるビル・リチャードソン・ニューメキシコ州知事は裁判の始まる前にこんな見通しを明らかにしていることを知りました。要旨はこうです。 Read more »

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アル・ゴア訪朝?自社ジャーナリスト救出に

アメリカのオンライン・ケーブルニューステレビ局CurrentTVの女性ジャーナリスト二人が3月17日に中朝国境付近で北朝鮮に拘束された事件が発生してもう80日になります。彼女たちの消息は全く明らかにされず、わずかに昨日4日3時から裁判が行われると北朝鮮が明らかにしましたが、その結果は相変わらず闇の中で、なんの進捗も見えません。

このブログではこれまで2回にわたって、アル・ゴア元副大統領がCurrentTVの創始者で会長でありながら、全く沈黙を守ったままなので<アル・ゴアは何をしているのか???>とか、CurrentTVがこの問題を全く報じないばかりか、北朝鮮絡みの投稿を削除するという神経質な対応をとっていることに疑義を唱えました。リスクを伴う調査報道にあたる記者を組織が守り、あらゆる手段で救出するのは当然だと思うからです。

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新聞記者残酷物語ーネットは新聞を殺す

健全経営で知られる朝日新聞も日経新聞も今年ばかりは大赤字決算の異常事態だというのに、今日発売の週刊新潮には「押し紙」問題を書きたてられ、新聞業界、泣き面にハチ、前途に暗雲モクモク、みたいな状態ですが、ご存知の通り、アメリカはもっとひどい。その一例を知って暗澹たる気持ちになりました。

セントルイス・ポスト・ディスパッチ紙のことです。部数25万5千部。堂々たる中堅紙と言えるでしょう。その同紙を所有するリー・エンタープライズ社が最近、契約更改交渉に入るにあたって交渉相手のセントルイス・ニュースペーパーギルドに申し入れた条件が凄いのです。分かる範囲で箇条書きしてみます。

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残念!スーザン・ボイルさん

すでに皆様、ご存知だと思いますが、これまで3回も書いてきたので一応、結果を記録に留めておきましょう。

英国の民放ITVのオーデション番組Britain’s Got Talentの決勝が日本時間31日早朝に行われ、予選と同じようにミュージカル、レ・ミゼラブルの名曲「夢破れて」を歌ったスーザンさんは、予選以上に素晴らしい出来でしたが、視聴者による電話投票では残念ながら2位に終わりました。優勝は12歳から25歳までの若者11人で構成するストリートダンスグループ、Diversity。ちなみに3位は、前回のブログで「個人的に惹かれる」と書いたソプラノサキソフォンのジュリアン・スミスさんでした。

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