日曜朝のお楽しみは、あのスーザンだけじゃない(追記あり)

英国のテレビ局ITVのオーデション番組<Britain’s Got Talent(BGT)>に登場、YouTubeを通して世界的なセンセーションを巻き起こしたスーザン・ボイル(Susan Boyle)さん。その彼女が現地時間30日(土曜)午後8時半(日本時間31日午前5時半)から放映の決勝大会(Grand Final)に登場します。終わればすぐにITVのサイトにビデオがアップされますので、日曜日の午前8時か9時頃にはここをクリックすれば彼女の美声を聞けることでしょう。ま、YouTubeにも遅かれ早かれアップされるでしょうが。

さる4月11日の予選で圧倒的な支持を受けてセミファイナルに進んだスーザンは5月24日の準決勝1組8人の最後に登場、ミュージカル、キャッツから「メモリー」を歌って審査員を魅了、視聴者の電話投票で1位となり、なんなく決勝進出を決めました。この様子はITVのサイトでもYouTubeででも視聴できます。なお、この番組の視聴率はなんと50%に達し、BBCの人気刑事ドラマの最終回は19%に終わったそうです。

準決勝には40人が残っていて、日、月、火、木、金に分かれて登場し、毎日1人を電話投票で、もう一人を電話投票2位と3位のうちから3人の審査員が選ぶという形式で、決勝には計10人が登場するというしかけです。そこでITVの番組ホームページを覗いたら、すでに8組の決勝進出が決まっていてその一覧があり、その場で視聴できるのですが、いやびっくり、そのレベルの高いこと。NHKのど自慢チャンピオン大会などとは比較になりません。(偏見かもしれないけど) ぜひ、自閉症を克服したというシャヒーン君76歳の祖父と12歳の孫娘の美しいハーモニーなどを聞いてください。歌ばかりでなくダンスグループも迫力があり、さらに個人的にはJulian Smithさんのソプラノサキソフォンに惹かれます。

ということで、40日間で2億2110万回もYouTubeなどを通して視聴され、人気抜群のスーザンさん、必ずしも優勝とは決まってない感じもしますので、ぜひ、結果にご注目を。

以上、番組紹介を長々と書きましたが、実はITVのこの番組に対する取り組みに感心したからです。視聴者に電話投票させるという形式はNHKの紅白歌合戦でもあり、別に目新しくはありません。しかし、決定的にNHKのど自慢と違うのは2つ。

まず番組ホームページの充実ぶり。これはご覧になってくださればクダクダは不要でしょう。一方のNHK。のど自慢チャンピオン大会のホームページは、出場者15人の名前と写真と曲名だけ。BGTのホームページではに詳しく紹介されている個人個人のストーリーなど絶無です。これではこのページを見て、テレビを見ようという気にはなりません。つまり、NHKにとってウェブなんておざなりという感を強くします。

もうひとつ。決勝大会の後は、その出場者による全国ツァーが行われること。もちろん有料です。その収入も貴重でしょうが、こうしてレベルの高い出演者を身近に見せることで次の年の人気につなげていく、という算段なのでしょう。

放送とネットに加えてリアルの融合というか重層的な取り組みーー日本はまだまだですね。

(追記)書き漏らしましたが、優勝者には賞金10万ポンド(約1540万円)が贈られるほか、イギリス女王と王室一族が鑑賞するRoyal Variety Performanceに出演できるそうです。

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