Archive for 9月, 2008

一つの世論調査で全てを語る虚しさ

麻生内閣が誕生して、さっそく新聞各紙が世論調査を行い新内閣の支持率を報じています。

日経53(不支持40)、読売49.5(33.4)、共同48.6(32.9)、朝日48(36)、毎日45(26)、産経44.6(?)

支持率の高い順に並べてみましたが、総じて不人気な船出という傾向がわかります。私は意外とこの内閣はしぶとくて世の政治評論家や学者先生のいうような民主党が総選挙で圧勝するようなことは起きないと思っていますが、それは今日の本題ではなくて、取り上げたいのは日経と毎日、産経の間にはなんと8ポイントもの差があることです。不支持に至っては14ポイントも!!!違います。同じ時期に同じ規模で同じような調査手法で行ってこれだけの差。一体どういうことでしょうか。1億2000万人の民意を1000人か2000人程度で代弁させる世論調査というものの限界というかまやかしを感じざるを得ません。ただし、世論調査って10ポイント位の誤差がでてもへっちゃら、傾向が掴めればいいじゃん、という気分でいればそれはそれで有効でしょう。 Read more »

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マスコミを越える?ブログ新聞の台頭

いきなり、ケネディ大統領夫人だったジャクリーンさん似の女性ですが、Arianna Huffingtonさんと言います。ギリシャ系アメリカ人で年齢は58歳。今をときめくブログ新聞Huffington Postの創業者にして編集主幹なのです。

Huffington Postって初耳の方も多いでしょうが、政治中心の集合ブログからスタートし、徐々に幅を広げている注目サイトで、ネットの視聴率を調査しているニールセンオンラインによると、今年5月、6月と連続して世界のニュースサイトトップ30に入っって話題になりました。ちなみに6月のトップはMSNBCで、以下Yahoo!News、CNN、AOL、NYTimesの順。HuffingtonのユニークオーディエンスはNYTの4分の1に近い400万人です。

でも、こういうちょっと古い話を取り上げたのはアクセス数だけでなく、記事の質がNYTと肩を並べるほどに評価されていることを”発見”したからです。どこにそのネタがあったかというと先週ご紹介したNewsTrustのサイト内です。 Read more »

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News Trustのタグ設置しました

最上段、「島田範正のIT徒然」の直下に「News Trust」のタグを追加しました。クリックして頂ければ分かりますが、これはソーシャルニュースネットワークの一つであるNewsTrust.netのwidgetで、ジャーナリステック的観点から優れていると評価された「media」分野の記事ベスト10です。対象は過去1か月分で、どんどん自動的に更新されます。ランキングはここに登録した数千人のメンバーの5段階評価によります。(ここではMSM=Main Stream Media=だけにしましたが、Independent Mediaを選ぶこともできます)

さてNews Trust?聞きなれないなあ、ナンボのもんじゃい、という声が聞こえそうですが、実は小生、スタートした2006年11月末の直後から注目していました。「われわれは人気じゃなくてジャーナリステックな質でランク付けする」「質の良いジャーナリズムを発見しみんなと共有する」「群衆の叡智を生かすことで、報道機関(News media)と市民の間で失われている信頼(Trust)を再建したい」となんとも肩に力の入った宣言が気に入ったのです。アドバイザリーボードには「思考のための道具」や「スマートモブス」で知られるハワード・ラインゴールド、元祖アルファブロガーとも言うべきダン・ギルモアクレイグスリストで大成功したクレイグ・ニューマークスのほか、なんとグーグルのエンジニアリングマネージャーのマイク・ディクソンなど錚々たる顔ぶれにも惹かれました。実際にメンバーになったのがその年の12月だとサイトの記録に残ってます。

この「質」のこだわって記事にランク付けするNews Trustのやり方は、2004年12月にスタートした「digg」やその日本版とも言うべき「newsing」(2006年7月スタート)といった有力ソーシャルニュースとは大きく異なります。

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web3.0=web1.5×2だそうです!

コンテンツ系元はぐれ官僚を自称する早稲田大学の境真良さんが自身のブログで述べている新説です。釣りだと承知で・・・・・

境さんによれば、web2.0的な手法のコンテンツは儲からないと言われているらしいんですが、その中で注目されているのは、「いわゆるミドルメディア」だそうで、それは「(コンテンツを自動生成するような)2.0的なメカニズムをもちながら、そこに人力での加工を加え(web1.0的?)、コンテンツ製作プロセスを加えて、商品価値をつける」行き方だそう。その代表にJ-CASTを挙げています。

で、そういうコンテンツの作りようは2.0と1.0の間にあるので、こういうのはweb1.5と言うのはどうか、そうすれば、多分web2.0より倍は儲かるので掛けるとweb3.0というわけ。

ミドルメディアという概念は「ガ島通信」の藤代裕之さんが2006年末に提唱したとご本人がおっしゃっています。その記事は多分これ。そこにある説明図はこれ。

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日本の有権者の質は世界最低クラスなのか?

なんだかそうとしか読めません。だとしたら残念な話なので、皆さんもそう思われるかどうか、ということと、たまたま米大統領選がらみの「ニュース報道と世論調査」を先週末にアップしたばかりなので、NBonline、「伊東乾の常識の源流探訪」の最新エントリー「崖っぷちの広告代理店ポリティックス」を紹介します。

筆者は小泉政権期に内閣府の仕事にコミットしていたとか。その経験からか「小泉内閣は、政府が正面から、変化する情報環境の渦中にあって『使える媒体は何でも使う』メディア横断型の広告代理店手法を全面的に採用し始めた、日本の最初の内閣と言うことができます」と書いています。

なるほど。たしかに当時はやり手の飯島秘書官がスポーツ紙や女性週刊誌にまで目配りして小泉さんの露出を演出しているという話がよくメディアにも紹介されましたっけ。(いまもググればいくらでも出てきます。まあ、小話的なことばかりですけど) そして「郵政民営化選挙」で小泉自民党が大勝したのも事実。しかし、だからといって先の文章のすぐあとに「ここで民主主義の大原則、最も尊重されるべき『世論』や『「民意』形成自体が、メディア誘導が可能である事実を、もっとストレートに認識すべきではないか?」と続くのはどうでしょうね。 Read more »

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ニュース報道と世論調査

いきなりでナンですが、上のグラフと下のグラフ、なんとなく似てませんか?とくに最後のクロスはそっくりですよね。

上は説明文が付いているのでお分かりでしょうが、6月中旬から9月第1週までのオバマとマケインのメディア露出度のグラフです。どう測定したかはあとで説明します。

で、下のグラフは同時期の世論調査を集約した平均値の推移です。ABC News/WashingtonPost、CBS News、NBC News/WallStreet Journal、FOX News、USAToday/Gallup,CNNなどのデータをもとにして、REAL CLEAR POLITICSという専門サイトがまとめました。青はオバマ、赤はマケイン。

共和党大会でペイリン旋風が吹き、ついにマケインのメディア露出度がオバマを抜いたというのが上の図。で、世論調査を平均すると6勝1敗2分で、ついにマケインが47.2対45.2でオバマをここでも抜いたという図になりました。ちょっと面白いでしょう。実は、グーグルの検索数比較でも似たような結果になるんですけど、こっちの方がもっともらしい。 Read more »

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ワシントンポストが一日6時間の生中継番組を放映中~~共和党大会

迂闊でした。先週の民主党大会に触れた記事では、ブロガーやMTVの動きに目を奪われ、MSM(Main Stream Media)の新機軸を見落としていました。実は、下記のことがすでに民主党大会でも行われていたのです!

ワシントンポストのサイトで、politicのページに

Live Video from the Republican Convention

というページが特設されており、なんと

Live broadcasts from 4-6 p.m. and 7-11 p.m. ET Monday-Thursday.

とあります。ワシントンポストの著名な記者が代わる代わるアンカーマン(日本でいうキャスター)を努め、夕方の2時間はその日の出来事、夜の4時間はそれに加えて様々な解説、分析、ゲストとの会話をするという構成のようです。開催地セントポールに結集したワシントンポストと兄弟誌ニューズウィークのチームプレーによる番組作りで、まあ、質と量を勘案すればネットワークテレビ局も敵わない放送になることでしょう。(なおサイトはすでに開設され、日本時間の1日夜段階で10本の放映済みビデオが視聴できます) Read more »

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