米・民主党大会、あのMTVチームも活躍中
オバマ氏が大統領候補になるのは既定の事実なのに、なんでまあアメリカ人というのはこうもお祭り騒ぎで盛り上げるのが好きなんでしょうねえ。(昔、ワシントンレッドスキンズとデンバーブロンコスのスーパーボウルを観戦しましたが、試合前1週間、開催地のセントポール=ミネアポリスはずっとお祭り騒ぎで、そのときもアメリカ人の盛り上がり好きに感心したっけ)
民主党に認定された百数十人のブロガーがデンバーのペプシセンターからブログを書きまくり、認定を受けられなかった数百人のブロガーはビッグテントと呼ばれる施設を利用して頑張っているようですが、実は、若者向け音楽テレビ局の印象の強いMTVのチームも盛り上げに協力しています。
現地入りしているのは、地元コロラドのほか、近隣州のユタ、ネバダ、ネブラスカ、オレゴンからの若者5人。彼らはビデオカメラ付き携帯電話を使って生中継放送が出来、中継終了後は直ちにアーカイブ化されるサービスを提供するFlixwagonの協力を得て、活動しています。
その様子はthink MTVから辿ることが出来ますが、これは今年早々に発足した「STREET TEAM ‘08」の活動の一環なのです。経緯をおおまかに言うと、MTVは単なる音楽局から若者局へ変貌していて、若者の目を社会に向ける「think MTV」というサイトを展開する中、全米50州とワシントンDC各1人、計51人のシチズンジャーナリストが2008年の大統領選を若者の目で追うという企画が、ナイト財団の「デジタルメディアを活用した革新的なニュース報道」のアイディアコンテスト(Knight News Challenge)に通り、70万ドルを獲得したことで始まったのです。
民主党が今回認定した「state blogger corp」は記者席を離れて自由に会場内を取材出来る特権的な存在ですが、これも各州1つづつの50。発想としてはSTREET TEAMの後追いですね。
話をSTREET TEAMに戻しますが、このメンバーには600人の応募があったそうです。合格者にはデジタルビデオカメラやコンピュータ、ビデオ機能付き携帯電話などの機材が提供されたほか、月500ドルのお小遣いも出ているようです。なにせ元手は8000万円ほどもありますからね。
で、求められるのは新聞、テレビなどのMSM(Main Stream Media)が報じない内容を若者の視点で、ということのようです。それがどの程度実現しているか、毎日チェックしていないので分かりませんが、2月5日 のスーパーチューズデーの企画は面白かったですよ。23州で予備選または党員集会が行われたのですが、当然、23州23人のシチズンジャーナリストが出動 し、携帯中継で現場の雰囲気を伝えるのに成功していました。やっぱり、動画は強い。
MTVはれっきとしたMSMですが、このようにシチズンジャーナリストの組織化や、事前チェックが効かないという意味で”事故”の可能性のある携帯 動画中継の取り込みに積極的なのは見上げたものではありませんか。表には出ていませんが、有能なプロデューサーなりディレクターがうまく協働しているので しょう。それだけ、先を見ているという証左に思えますが、どうでしょうか。
あ、そういえばナイト財団の2009年度「Knight News Challenge」の募集が来週月曜日(9月1日)から始まります。世界中から応募出来、日本語ページもありますので、アイディアのある方はどうぞ頑張ってみてください。100万ドルも夢じゃないですよ。
Comments(1)
どうもおじゃまします。
いつも居酒屋で合ってお話をする事も多いですが、いつも思うことは、「いろいろと話題が合っておもしろい人だな~」です。
アメリカは自由の国でそれに則ってMTVもやっている行動でしょうが、片方の党でしかやらないところが何となくキナ臭いですな。
そんなところもまた「自由の国アメリカ」なんですかね。(笑)
ではまた、例の居酒屋さんでお会いしましょう。