動画共有サイトがテレビのコピーだらけってのは無知な偏見だ

このエントリーをはてなブックマークに追加

なんて表題だと、「お前、頭おかしいんじゃない?」って言われそう。

youtubeの<most viewed(today)>の画面で見ると100メートル平泳ぎで優勝した北島康介選手のスポンサー、コカコーラジャパンが投稿した吹き出しのみの静止画が1位と4位に入ってる以外、ズラズラとテレビのキャプチャーばかり。

おっと、これはyoutubeの日本語サイトの場合です。

では、アメリカ人が主な利用者と思われる<worldwide|english>のページに切り替えてみます。

オリンピック関係でテレビ画像を拝借したと思われるのがいくつかありますが、画像垂れ流しでなく、ちゃんと作品になっています。

例えば8番目にある、これ。

ね、違うでしょ。

そこで、youtubeスタート以来のアクセスランキング、ベスト10も調べてみました。

日本サイトは7本までテレビの垂れ流し。プロの作品は皆無。

米国サイトは、かの有名な<evolution of dance >(*)のほかは音楽のプロモーションビデオが多い。

要するにプロが撮っているのです。

(*この<evolution of dance >というのは2年ほど前に投稿された作品で、エルビス・プレスリー、ジョン・トラボルタ、マイケル・ジャクソン、エミネムに至るスタンダードダンスミュージックの振り付けの”さび”を真似て踊る内容です。32曲の物真似を6分でこなしてしまうスピーディな展開と禿げた中年オヤジにしてはあまりに踊りがうまいというミスマッチが話題になって人気が爆発し、今も毎日10万ビューがあり、1億回は目前です。12日現在、9550万回)

巨大化したyoutubeに対抗すべく、お笑いビデオに特化して人気のある<funny or die>というサイトがあります。

ここで開設以来最も多く見られたのは<The Landlord>(家主さん)という2分半のビデオです。

主演は映画「奥様は魔女」でニコール・キッドマンと共演したウィル・フェレルとその脚本を書いたアダム・マッケイという大物2人ともう1人(これがこのビデオのミソなので、ヒミツ)

あまりに可笑しくて椅子から落っこちたんじゃないかと心配してますが、さすがにプロの作品でしょう。

1年ほどの間に、英語版だけで5872万回見られています。他に独、仏、中、スペイン、アラビア語版もあるので6千万に達してるかも知れない大ヒットです。

なぜ、大物2人、とりわけウィルなんかはこの1年で3千万ドルも出演料を稼いだ大スターなのにこういう作品をアップしたのか?

それは、彼ら自身がこのサイトを開設した当事者だからです。

映画スターや映画監督の座に安住しないで、ネットの未来に積極的に関わろうという姿勢は日本では考えられないですね。

また長くなったので切り上げますが、日本ではネット動画と言えばアマチュアによるテレビ垂れ流しで、内容的な進化がないためテレビ関係者は危機感を持たずに済んでいるのに対し、米国ではこの2人の行動が象徴しているように明らかにネット動画の主力はプロの出番になっているため、テレビ局のネット対応が進んでいると理解できるのではないでしょうか。

Trackback URL

No Comment

No comments yet

Leave a reply