鬼才の政治リンクサイト、月間PV14億超!

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もう20年近く前の1998年のことですが、当時のクリントン大統領と実習生モニカ・ルインスキーさんとのセックススキャンダルが、ひとしきり米政界を揺るがしたことがありました。

その端緒となったのが、個人運営のニュースアグリゲーションサイト「ドラッジレポート(DrudgeReport=DR)」のスクープでした。スクープと言っても独自取材ではなく、Newsweekが掲載をためらっていることを暴露したものでした。これが、その日の見出しです。

スクリーンショット 2016-08-26 8.49.21当時はインターネットアーカイブの巡回対象にもなっていないほど無名のサイトで、アーカイブ化されていません。しかし、米国の保守系サイトFree Republicがキャプチャーしていて、10年後にネットに掲載したものです。それほど、このスクープ以前は目立たぬ存在でしたが、これ以後、ドラッジレポートは急速に存在感を増していきます。

そして、米国のMedia Publisherランキングで先月、堂々の2位にまで上昇したそうです。月間ページビュー(PV)はなんと14億7200万!1日4000万以上ということです。

体裁は、今も1998年当時とほとんど変わらず、ただただ記事見出しを適当に並べてリンクを張っているだけで、流行りのビデオなどなく、写真も申し訳程度に数枚という古色蒼然としたものですが、どうしてそんなに人気があるのか興味深いことです。

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NYタイムズ看板アプリ、ついに休止へ

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このブログで何回か言及した、ニューヨークタイムズ(NYT)のモバイルアプリNYT Nowが来週中に打ち切られることになりました。NYTの若者向け看板アプリとして期待されていましたが、2014年4月のスタートから2年余りでの撤退です。

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NYTは、契約者が100万人を超えて好調なNYT digitalに加え、さらなるデジタル収入を求めてNowの他に、NYT Opinion、NYT Cookingというアプリをほぼ同時期に始めましたが、有料だったOpinionは半年であえなく消滅、無料のCookingは有料化のメドが立たないまま、レシピを生かした食材宅配事業に転進してしまいました。

で、有料として始まったNowも、昨年5月には無料になりました。週2ドルという料金設定は、NYT digitalの最安料金のほぼ半分で、内容もアップルが選ぶ2014年のベストアプリの一つになるほどの出来栄えでしたが、契約者が2万人にも届かなかったからだということでした。それから1年余、Opinionに続く撤退。NYTという抜群のブランド力をもってしてもニュースアプリが生き延びられないとすれば残念なことです。

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Sex記事満載で若者に強烈アピール:英BBC

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英BBCの若者向けニュース番組newsbeatのページが、今週に入って、sex関連の記事で溢れかえっています。日本で言えば、NHKに相当し、世界一有名な公共放送局ですから、その大胆な内容に、ビックリを通り越して感心したので記録しておきます。

newsbeatのトップページで<Latest>を選ぶと飛んだ先はこれです。「50年で性教育はいかに変化したか」 このカバー画像はなんということはありませんが、中に入ると、英国では50年も前から、子供に具体的にsexについて教えていたことを示すビデオが何本かありますので、関心のある方はどうぞ。真面目な内容です。

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BBC newsbeatのページにたどり着いたのは、たまたまニューズレターを受け取っているDigitalTrendの15日付の記事<British psychosexual therapist says easy access to porn ‘damaging men’s health’>に、ソースはBBCとあったので、元記事を探したことからでした。要するに、ネットでポルノを見すぎると若者だってED(勃起不全)になるよ、という内容です。

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ロボットがパーソナライズ記事を作る時代へ

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テレビでオリンピック観戦漬けの日々です。昨日、体操の個人総合で内村航平選手に惜敗したウクライナのオレグ・ベルニャエフ選手が、「僕は内村を尊敬している。彼は体操の王様なんだ。マイケル・フェルプスやウサイン・ボルトのようにね」と語ったと伝えられ、その潔さに感動しました。

今日は、その王様の一人、フェルプス選手が200メートル個人メドレーに登場、荻野公介選手らを退けて圧勝し、あっさり今大会4個目、合計22個目の金メダルを掴みました。そこで、五輪のメダルコレクターって他にどういう人がいるのかを検索してるうちに、こういう図表に行き当たりました。

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実際の図表は、10位まであるのですが、そこに内村選手以前に体操個人総合で2連覇した加藤沢男さんが金8、銀3、銅1で、堂々の7位なのを発見しました。

これはワシントンポストの五輪特設ページの一部であるVISUALIZING RIO2016という、あらゆる五輪関連データをビジュアル化して見せるコーナーにあります。興味深い内容だらけですが、中でも、手間がかかったろうな、と思わせるのが、「いかに米国は五輪メダル競争を支配してきたか」とか、「まだメダルを取ったことのない国々(世界地図)」といったものです。

特に前者は、五輪参加国全てのメダル獲得数を歴史的に全部、調べ上げたもので、トップの米国は2403個で、内訳は金976、銀759、銅668とあります。日本は12位で398個(130、126、142)です。一体、どうやって集計したのか? 気が遠くなるような作業だと思いますが、その答えは、ポストが開発したHeliografというロボットツールにあるようです。

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世界初の400日ドローン新婚旅行が完結へ

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フジテレビや日本テレビで紹介されたそうですから、ご存知の方も多いでしょうが、ドローン抱えて400日に及ぶ世界一周新婚旅行を敢行した山口千貴・真理子夫妻、数日後には日本帰還のようですので、その素敵な映像への関連リンクを中心に記録として残しておきます。

夫妻は京都市在住。千貴(かずたか)さん(26)は、ネット企業で働くプログラマー。真理子さん(34)はスイミングインストラクターだそう。

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二人が出発したのは昨年7月6日。「夫婦で世界一周をした人はいっぱいいるけど、その中で誰もやってないことを」ということでドローンを旅の友に。機種は高度1000メートルまで可能なDJIのPhantom3 Advabcedでお値段は10万円強。(なお、1台目は行方不明、2台目は損壊で、現在3台目)旅の予算は500万円。

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2か月で41本書いた米インターン記者に感動!

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都知事候補、鳥越俊太郎氏のジャーナリストらしからぬ言動の数々がネット上に出回り、なんだか”ジャーナリスト”と名乗るのがはばかられる昨今ですが、LinkedInに堂々と「ジャーナリスト志望(aspiring journalist)」と書き、それに見合う猛烈なインターン記者生活を送っている米国の女子学生にちょっと感動しました。

Cadence Bambeneckさん。有力オンラインメディアの一つ、Business Insiderに掲載された<This Snapchat multimillionaire packed up his family to travel the world — permanently>という見出しの記事を書きました。今をときめくSnapchatの百万長者が幼児2人ともども終わりのない世界旅行に出たというのですから、なんでだ?と興味をかき立てられます。

一家の主、Garrett Gee氏は、何人かの仲間で作ったソフトウェアの会社がSnapchatに5400万ドルで買収されてしまい、生きる目的を失いかけたが、もう誰にも奪われない”自己ブランド”確立のためにYouTubeで発信しつつ旅を続けている、という話です。Snapchatへの売却金の分け前によるゴージャス旅行ではなく、家財を売り払ったお金で倹約しつつ旅を続けてる、っていうのもミソ。

私同様、関心を持った人が多かったのでしょう。読者数は今日現在、30万に近づいています。で、ふと、こんな面白い記事の筆者は何者だろう?と見出し下のバイラインをクリックしてみました。

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自動生成のニュースビデオは”悪魔のささやき”か

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迂闊でした。重要なニュースをスルーしていました。米国の大手新聞チェーン、Tribune Publishing改めTroncのマイケル・フェロ(Michael Ferro)会長が、先月6日のCNBCテレビで述べた内容です。

出演の背景には、TribuneがUSATodayなどを擁する新聞チェーンGannettの敵対的買収をはね除けるため、いかにTribuneを強化するべきかということがあったのですが、その答えとして、社名をTRibune ONline Contentを略した「Tronc」と、オンライン強化の姿勢を明らかにし、自社で「ビデオを毎日2000本作る」という方針を示したというのがニュースになっていました。

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「1日2000本」とは途方もない数字ですが、英語力と注意力に乏しい当方、その時は、「まあ、半分ハッタリだろうが、ロサンゼルスタイムスやシカゴトルビューンなどの有力紙や傘下に何十もあるローカル紙の記者全員にビデオカメラを持たせれば、そこそこの数になるんじゃないかな」と勝手に判断しました。そこが迂闊だったのです。

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ファンによる、ファンのためのスポーツサイト

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世界中の人が知ってるリンカーン大統領の名セリフ<government of the people, by the people, for the people>をもじって「ファンによる、ファンのためのスポーツ」なんていうスローガンを掲げて躍進中なのがMinute Mediaというイスラエルのテクノロジー企業です。

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同社のabout usのページなどによると、2011年、ベンチャーキャピタルから4500万ドルを調達して、テルアビブで始まりました。

現在は、サッカーの90minをメインに、最近は米国スポーツに特化した12upも展開し始めましたが、最大の特徴は、その記事が全てサッカー好き、スポーツ好き、つまりファンによって生み出されているということです。最近、あまり耳にしなくなったUGC(User Generated Content)ですね。

UGC頼みだと、往々にしてガラクタ記事だらけになりかねませんが、月間のビジターが5千万人(これとは別にMonthly users through social mediaが1億1千万人とか、月間2億ページビューなどともあります)も集めているのですから、相当のレベルなのでしょう。どのように品質管理をしているのでしょうか。自分で試してみました。

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APがAIでマイナーリーグ全1万試合をカバー

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米国の通信社APが、大リーグ野球(MLB)の下部組織マイナーリーグ(MiLB)の全試合を新たにカバーすると先週、公表し、すでに配信を始めています。

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しかし一口にマイナーリーグと言っても、ルーキーリーグを除いて13もあり、チームの総数は142。年間の総試合数は1万に達するそうですから、これをカバーして戦評を書くには野球記者を大増員しなければ不可能だし、採算が合うわけもありません。そこでAPが採った手は、すでに決算報告の処理で活躍しているAI(人工知能)搭載のソフトウェアです。

使ったのはAutomated Insights社のWordsmith。2年前にAPが企業の決算報告を記事化するのに導入して話題になったソフトです。それを、野球報道の分野に拡充したわけです。

その実例を3日付のCasper Star-Tribune紙のサイトで確認しました。3A、2Aのさらに下のsingleAの試合の戦評です。「ペレスとバークの活躍で、Tri-City ValleyCatsがHudson Valley Renegadesに大勝した」という内容です。私の英語力ではニュアンスを嗅ぎ取ることは不可能ですが、普通に読めます。

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ハワイの隣人無視で不興を買うザッカーバーグ氏(追記しました)

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ワシントンポストのサイトで「How Mark Zuckerberg infuriated his Hawaiian neighbors」という記事に出会いました。あのFacebookの創業者がハワイの隣人を怒らせている、ってどういうことか。

簡単に言うと、ザッカーバーグ氏が2年前に1億ドルで購入したカウアイ島北東部の広大な海沿いの地所の周りに、最近になって、石を積み上げたような壁を巡らせたのが騒ぎの発端。

地元民に言わせると、壁の高さは180センチもある。このため、これまで楽しめた海と緑の眺望が遮られ、風の通りまで悪くなったということです。そこで、ザッカーバーグ氏側に善処を求めたものの、なしのつぶてなのが不満ということです。

ポストの記事はハワイ発でなく、筆者はワシントンの本社にいるgeneral assignment reporterという紹介ですから、日本で言えば本社社会部の「遊軍記者」みたいな存在でしょうか。ですから内容も、地元紙The Garden Island紙とホノルル発のAPの報道をベースにしていて、問題の「壁」の写真は、不満を述べている人物が撮影した1枚の写真を転載しているだけです。

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殺風景な感じは出てますが、壁はどのくらいの規模で、全体的に景観がどう損なわれたか、ザッカーバーグ氏の広大な地所はどんな感じなのかがわからず、隔靴掻痒の感じ。ならば、ネットで検索、と昨日は何時間か遊んでしまいました。まずは場所の特定からーーーー

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